感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ryuetto
1
いつ頃書かれたものなのかは知らないが、先に発売されていたソノラマ文庫版(現在、角川スニーカー文庫)の「機動戦士ガンダム」より、よほどちゃんとしたファーストガンダムノベライズ作品に見える。テレビシリーズの流れに沿って、物語が作られているから、要所要所でアニメのシーンと重なってきて、その際のキャラクター心理が丁寧に描かれている部分に好感が持てた。とはいえ、難点は、富野の小説作品らしく、やたらと下ネタを振ってくることで、いくら少年の心理を表しているとはいえ、ちょっとやりすぎでは? と感じることかな。2012/01/14
輝rin
0
舞台は宇宙世紀0079年、地球連邦軍とジオン公国軍の一年戦争の最中。ガンジス川流域の娼館から脱走した少女ララァ・スンは、ジオン軍の将校シャア・アズナブルに身請けされる。 シャアはララァにニュータイプとしての素養を見出し、宇宙で彼女の能力を試そうとする。一方、なりゆきで連邦軍のMSパイロットになってしまった少年、アムロ・レイは補給のために寄港したスペースコロニー群サイド6でララァと出会う。 アニメの中の一コマ…そこにあった思いが描かれます