角川mini文庫<br> 宮沢賢治の感動する短いことば

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角川mini文庫
宮沢賢治の感動する短いことば

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  • サイズ B7判/ページ数 127p/高さ 12cm
  • 商品コード 9784047001145
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちはや@灯れ松明の火

62
ことばは透明な食べ物だ。『きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむ』ように、ちいさなものがたりがわたしにいのちをあたえる。ことばがひびく、『黄水晶の薄明穹も沈み』『藍晶石のさわやかな夜』『今朝はかがやく琥珀の波』夕暮れから夜明けまでをとじこめた鉱石がかがやき、『音譜をばらばらにしてふりまいたように』鳥たちがうたう。『いちばんのさいわいに至るためにいろいろのかなしみもみんなおぼしめしです』、ことばはむねのいたむ場所をしっていて、やさしくふれてくる。『どこまでもどこまでも一緒に行こう』 2014/02/08

しいたけ

22
疲れてしまい綺麗なものに触れたくなった夜に読みました。教科書やテスト問題に出てくる宮沢賢治は、どこか座りが悪くて訳がわからないと感じていました。卒業旅行で岩手に行き賢治ゆかりの地をまわり、賢治の泥臭い生き方に触れ、誰かのために働きたいと決意を新たにしたものでした。小さなエッセンス本で、少しずつ抽出した言葉に少しずつ解説が加えられています。『泣きながら/からだに刻んで行く勉強が/まもなくぐんぐん強い芽を噴いて/どこまでのびるかわからない』あれから何十年も経ちましたが、まだまだ私は勉強中なのだなと思いました。2015/11/06

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