MF文庫J<br> 殺されて当然と少女は言った。

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MF文庫J
殺されて当然と少女は言った。

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784046854391
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

美しい少女の放った一言に、人々は言葉を失った。
県会議員・真中理人が自宅で惨殺された事件から一週間後。被害者遺族である女子高生・真中理央は、父親の死を肯定した。そして、逃走中の犯人が「理人からいじめを受けていた」事実により生じた『過去に加害を行った人間を断罪するムーブメント』は、真中理央の理外の発言によって彼女への崇拝に変化し――
肉親の死すら肯定し、母親や周囲の人間から『特別』『異常』と称される美少女・真中理央。彼女の真の目的とは? そして、証拠と目撃者の揃った殺人犯がなぜ捕まらないのか? 真中理央に人生を狂わされた6人の視点から、彼女の本当の姿を象るサスペンスノベル。


【目次】

内容説明

美しい少女の放った一言に、人々は言葉を失った。県会議員・真中理人が自宅で惨殺された事件から一週間後。被害者遺族である女子高生・真中理央は、父親の死を肯定した。そして、逃走中の犯人が「理人からいじめを受けていた」事実により生じた『過去に加害を行った人間を断罪するムーブメント』は、真中理央の理外の発言によって彼女への崇拝に変化し―肉親の死すら肯定し、母親や周囲の人間から『特別』『異常』と称される美少女・真中理央。彼女の真の目的とは?そして、証拠と目撃者の揃った殺人犯がなぜ捕まらないのか?真中理央に人生を狂わされた6人の視点から、彼女の本当の姿を象るサスペンスノベル。第21回新人賞受賞作。

著者等紹介

空洞ユキ[クウドウユキ]
第21回MF文庫Jライトノベル新人賞で「佳作」を受賞した新人作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

23
県会議員・真中理人が惨殺された事件。加害者の告発から生じた過去に加害を行った人間を断罪するムーブメントが娘の理央の発言で一変するサスペンスノベル。肉親の死すら肯定して炎上する流れを変えた理央の真意はどこにあったのか。娘が理解できない母、見守り続ける女刑事、彼女に寄り添う恋人、事件を利用したい断罪系配信者の同級生、捕まらない犯人、そして彼女の動きを追うノンフィクション小説家。どんな状況にでも冷静に状況を見て、相手のことを正しく把握して、リスクを徹底的に排除して事態を収束に導いてみせた彼女の手腕は圧巻でした。2025/11/23

真白優樹

9
県会議員の惨殺事件、遺族である娘が議員の死を許容する発言をしたことで始まる物語。―――全ては彼女の掌の上、動く先はただ一つ。 母親、恋人、配信者、女刑事、犯人、作家。娘に関わり人生を狂わされた六人が掌の上で転がされていく中、少しずつ娘の核心に迫っていく物語であり、何とは言えぬ先、大枠の答えが示されるミステリーである。ただ一つの目的の為。六人を操り成し遂げた娘は、恋人との日々へ。台風の目を外れ、その後に何が待っているのだろうか。娘はこれから何を成し遂げるのか。 うん、面白かった。2025/11/28

MoriTomo

5
被害者遺族の少女の衝撃発言から始まるサスペンスで、世間を揺るがす事態へと発展していく緊張感が印象的でした。彼女に狂わされた人物たちを巻き込みながら多角的に描く構成が強烈で、張り詰めた空気の中で彼女の真意を追う展開に自然と引き込まれました。 また、狂気を孕んだ怖さと圧倒的な存在感を放つ彼女に手のひらで転がされるような感覚が魅力的で、その狂気と魅了の両立が物語の面白さを際立たせてました。徹底したリスク管理の描写や真意を解き明かしていくサスペンス要素も秀逸で、最後まで没入して楽しめた作品でした。2025/11/26

とってぃー

4
読者まで掌で転がされるぞ!殺人事件被害者遺族の少女・理央の衝撃発言から動くサスペンス作品。全てを見通した魔性さで関係者を虜にし、各人が魅力に取り憑かれる様が狂気的で震え上がりました!また、事態を収集させる徹底的なリスク管理に圧巻しました!作者様のこれが描きたいが色々ある印象を受けるが、それが散らばってるわけではなく、1つの物語としてしっかり収束している点も魅力で、新人賞としては怪作すぎる作品でありました。2025/11/29

ジャム

4
「報道が事実であれば、父は殺されても仕方ないと思います」ー父を殺された少女は会見でそう言った。この物語は少女に関わる6人の人間ー母、同性の恋人、同級生のイキリ配信者、事件を担当する女刑事、父を殺した殺人犯、会見で最後に質問した記者ーそのすべてが彼女の掌で転がされているという恐るべき構成のサスペンスミステリーだ。百合描写が執拗すぎるのはこの作者の嗜好か笑2025/11/28

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