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出版社内容情報
並行世界への逃避行を終え、元の世界に戻ってきた湯上秀渡。1年遅れの高校生活をスタートさせたと思いきや──
「久しぶりだね、秀渡君」
先進世界の友永朝美と秀渡自身が肉体を伴って目の前に現れた!先進世界の自分曰く、秀渡は「自分と友永朝美が幼馴染である」という記憶を抹消され、朝美とは無関係な並行世界に居るらしい。一世一代の告白の答えも消えている始末だ。並行世界の発生原因は、大平邦華という秀渡のことを「先輩くん」と変な呼び方をするクラスメイトらしく──? 一体、彼女は何者なのか。そして、秀渡は告白の答えを、再度取り戻すことはできるのか? カオス&エモーショナルな青春SF第2弾!
内容説明
並行世界への逃避行を終え、元の世界に戻ってきた湯上秀渡。1年遅れの高校生活をスタートさせたと思いきや―「久しぶりだね、秀渡君」先進世界の友永朝美と秀渡自身が肉体を伴って目の前に現れた!先進世界の自分曰く、秀渡は「自分と友永朝美が幼馴染である」という記憶を抹消され、朝美とは無関係な並行世界に居るらしい。一世一代の告白の答えも消えている始末だ。並行世界の発生原因は、大平邦華という秀渡のことを「先輩くん」と変な呼び方をするクラスメイトらしく―?一体、彼女は何者なのか。そして、秀渡は告白の答えを、再度取り戻すことはできるのか?カオス&エモーショナルな青春SF第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
並行世界への逃避行を終え、元の世界に戻ってきた湯上秀渡。1年遅れの高校生活をスタートさせたと思いきや、先進世界の友永朝美と秀渡自身が肉体を伴って目の前に現れる第2弾。先進世界の自分から知らされる、朝美と幼馴染の記憶と抹消されて、無関係な並行世界で一世一代の告白も消えている状況。その発生原因がクラスメイトの大平邦華にあることを知り、基元世界を取り戻すために動き出す秀渡。その中で明らかになってゆく邦華側の事情があって、彼女の誤解を解いて説得するためのピースを埋めようと奔走したその結末はなかなか良かったですね。2024/04/25
和尚
16
面白かったです、一巻に引き続き、SFと青春を楽しめました! 正直一巻がとても綺麗に終わったと感じていたので、てっきり単巻かと思い込んでましたが、読み終わってみて、こうして二巻を読めてよかったです。 良かったポイントを上げようとすると根幹のネタバレになるので、一巻で好きだった方は是非読んでみてくださいということと、こういう幸せな締め方はとても好きでしたという感想のみにしておきます! 2024/04/25
なみ
14
並行世界から戻ってきた秀渡の前に現れたのは、大平邦華という謎の少女だった。 今回は並行世界だけでなく、過去や未来などの時間軸も関わってきて、前作よりもさらにダイナミックな作品になっていました。 邦華の正体やプリズムの機能など、散りばめられていた謎が、後半でしっかり回収されていくのが楽しかったです。 最後まで読み終えると、パズルがぴったりとハマるような爽快感も感じられました。面白かったです!2024/10/05
ほたる
12
続巻で何をやるのかと思ったらやはりこのSFは外せない。前巻で起きた事象を上手いこと引き継ぎ、それでいてまた別問題を描くことが出来るのが良いなと思った。王道でベタな展開だけども、個人的に好きな設定なので読むことが出来て満足だった。2024/05/02
椎名
11
一巻で綺麗に纏っていたためハードルは上がっていたが、SFものの二作目ってやっぱりこれだよなという王道なストーリーをしっかり描ききってくれた。しかし個人的な好みを言ってしまうと日菜乃先輩が好き過ぎて困った。一巻から一番気になるキャラクターだったのだが、他人だと思うことという家族観、230ページの「誰かを愛する〜誰かに委ねる、そうした行為も自分で決めた選択の一つだと忘れないこと」という台詞が本当に良い。自分の意思決定の連続でしかないんだよな。2024/06/26