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出版社内容情報
長年連れ添った夫を亡くした、はな代。 独り身で化粧品専門店を営む芳子。
まったく違う人生を歩んできた芳子と出会ったことで、 今まで諦めてきた自分の好きなことのために、勇気を出したはな代は……。
美容に目覚めたおばあちゃん、 自分の人生、本気で生きます!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もっち
2
自分の気持ちを言葉にしようと必死になるはな代さんはとてもかわいらしかったし、誰に何と言われても自分の愛を否定しないはな代さんはすごくたくましかった 何より作品全体が正しく『花物語』へのアンサーというか、新しいはなのものがたりの一つとなっているのが本当にすばらしいです 終わってしまったのはとても寂しいけれど、これからも二人で楽しく長生きしてほしい2023/08/23
こまいぬ
1
キンドル。性別とか誰を好きになるかの物語でもあるけど、プラスであれマイナスであれ、自分の気持ちを相手に伝えることの難しさと大切さが語られてきたのかなと思う。伝える気持ちがプラスのものでなくても、相手も自分も馬鹿にせず同じ地面において対峙すること。難しいことだし全部は無理だけど。せめて理想として持っておくことができたら、それだけでもステキなことだと思う。2024/05/25
Yukipitasu
1
いい最終回だった。 とてもいい高齢女性の百合漫画だった。完結は寂しいけど、その分新しい何かが出るということだからと信じて。 はな代さんが書く吉屋信子についてのレポートが面白そう。全文読んでみたい。綾子さんが死んだのは残念な一方、その愛をホンモノかどうか疑う人はひとりも出てこない事。悲恋だけど同性愛が一過性で異性愛の代替という圧がより強かった頃はどうせ失恋するならこうやって…という理想の失恋たりえた事。少女たちの主体性を重んじており、それは読者への最大限の寄り添いであり共感を呼んだのではという事。面白い。2024/01/02
yuko0611
1
「なんやほっとするんです。大人の女の人がちゃんと楽しそうやと…」のセリフにこの漫画に惹かれた理由が詰まっている。期待されている役割とか気にせずに楽しそうにしている人を見ると、本当にほっとする。2023/09/10
aof
1
うわーん😭尊い。読んでて涙ぐんでしまった。 歳を重ねると、腰が重くなったり、新しいことが怖くなったり、めんどくさくなったりするけど、それでも道を開いていく力に泣けるし、あと、年取ったって間違えるし、人を傷つけちゃうし、正しい大人とかないよなぁって思える展開なのよかった。 人のこと好きになって、ドキドキしたり、震えながら気持ちを伝えたり、なんかそういう柔らかさというか、瑞々しさって、歳をとったからといって無くならないよなぁ、かわいいわ、はな代さん。2023/09/11