感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
30
詠著者である上野先生と、古今和歌集の百のお歌を歌合形式で解説していく本。紀貫之は意外と難しい言葉を使いたくなくて、言葉そのものはかなりシンプル。凡河内躬恒は感情よりも感性優先で、女性の歌人達は滝壺に落ちていく紅葉の様なくるくると絡みつく激しさを持っている。業平は確かに、これはモテるわ。私達が普段和風で昔風と思っている言葉も、実はこの時代には生まれていなかったり。目標正答率七割で、大体八割は正解できたけれど、一番難しかったのは恋の歌達。いつの世も恋する気持ちは変わらず、孤り悲しむものなのだなあと思いました。2012/07/18
かふ
14
先に『新古今集』の方を読んで面白い試みなので図書館で借りた。『古今集』は有名人はそれなりにわかるような気がするのだが、「詠み人知らず」だと著者の方が上手いような気がして、さっぱり出来なかった。『古今集』の特徴もいまいちよくわからない。出直してきます。https://note.com/aoyadokari/n/n956fd2b88aab2023/07/13
kurumi
2
著者と古今集の作品で、歌合せをする、おもしろい趣向。和歌に親しむのにちょうどいいのではないかな。昔から貫之の歌が好きでした。当然貫之が全勝。2012/07/22