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出版社内容情報
小説『マグマ』で日本の“電力危機”を予見した著者が、未来を変えるクリーンエネルギー、地熱発電の可能性に迫る! 日本のエネルギー問題を真正面から問うた必読書!!
内容説明
小説『マグマ』で日本の“電力危機”を予見。エネルギー革命「地熱」とは何か?日本の電力問題に迫る必読書。
目次
第1章 3・11で揺らいだ電気の常識(計画停電で、“限りある電気”を痛感した夜;3・11までは、誰も気にしなかった発電方法 ほか)
第2章 原発代替の切り札は、地熱発電!(足下に眠っていた発電源;エネルギー源は、地球の熱 ほか)
第3章 地熱の普及を阻むものとは…(大正期に開発が始まった地熱発電;オイルショックでにわかに注目 ほか)
第4章 震災を機に、やっと国が動き始めた(3・11後の日本が目指す電力のあり方とは;地熱にも恩恵を及ぼす「再生可能エネルギー特別措置法」 ほか)
第5章 電力ルールの転換しか、日本を救えない(電力確保は、国の安全保障でもある;ライフラインとしての電力 ほか)
著者等紹介
真山仁[マヤマジン]
1962年大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者を経てフリーライターに。2004年デビュー作『ハゲタカ』がベストセラーに。以後、現代社会の矛盾に鋭く切り込む小説を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
17
「ハゲタカ」などで知られる真山さんのご本。開発に時間や費用がかかるというリスクはある上でも、設備利用率の高さや余熱の転用などメリットも大きい地熱発電。あまりにもこの発電方法について知らなかったことを痛感させられた。「マグマ」は友人に貸したっきりなので、今度会いに行こう。2013/12/19
nekozuki
9
著者の小説「マグマ」が非常に面白かったので、地熱発電について勉強。意外に埋蔵量は大きくベースロード電源として可能性が充分ある。最大のネックは発電所建設実行までに時間がかかり得ることだろう。やはり、政策的な後押しが必要になりそう。2016/01/30
makio37
8
今まで注目してこなかった地熱発電について知りたいと思い読んだ。地熱発電の弱点や普及してこなかった要因などに言及しつつも、自然エネルギーでありながら将来のベースロード電源となり得るその潜在力の高さを主張する内容だった。まず、日本が世界3位の地熱資源を持ちながら、潜在資源量の2%しか利用されていないことを知った。また、設備利用率も70~90%と自然エネルギーの中で圧倒的に高いことも知れた。"巨大発電"と"地産地消"を組み合わせた"2つの発電"という著者の主張は極めて現実的なものだと思う。2016/12/17
Humbaba
8
日本には石油などの資源は乏しい.しかし,地熱発電に有効な資源は多数ある.地熱発電が出来る場所とは温泉街が多く,そこでは温泉がかれるのではないかという不安を抱かれる.しかし,そのようなことはないので,丁寧に説明して理解を求めること可能であるだろう.2013/04/17
風竜胆
6
勉強していることは分かるが、著者は、電気に関する本質的な事を理解しているのだろうか。2013/04/15