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内容説明
光琳の名品から現代アートまで、現在に生きるRIMPAの美。尾形光琳300年忌記念。
目次
第1章 光琳の名品
第2章 光琳百年忌
第3章 光琳二百年忌
第4章 光琳を現代に生かす
第5章 現代アート
論考(燕子花図屏風と紅白梅図屏風;光琳観の変遷―拾遺一九〇三‐一九七二;いま、ここにある琳派;紅白梅図屏風の制作技術について)
著者等紹介
内田篤呉[ウチダトクゴ]
昭和27年(1952)、東京都に生まれる。慶應義塾大学卒業。日本美術史。平成19年(2007)慶應義塾大学より博士(美学)授与。東京藝術大学、武蔵野美術大学、お茶の水女子大学大学院、慶應義塾大学、沖縄県立芸術大学の非常勤講師、九州大学客員教授を務め、現在、MOA美術館館長、文部科学省文化審議会専門委員、世界文化遺産・無形文化財遺産委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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アキ
89
正徳六年1716年6月2日に没した尾形光琳の三百回忌にあたる2015年に、MOA美術館「紅白梅図屏風」と根津美術館「燕子花図屏風」を同時に展示した展覧会の公式図録。歴史を遡ると、光琳百年忌は酒井抱一が、光琳二百年忌は三越呉服店が同時展示を行っていた記録がある。岡倉天心の「光琳を現代に生かす」は、杉本博司、村上隆、会田誠、須田悦弘らの現代アートにまで脈々と受け継がれている。宗達がいたからこそ、対象を輪郭線でなく面として捉えた光琳が生まれた。次の百年後にどんな光琳の影響を受けたアーチストが生まれてくるのか?2022/04/17
今夜は眠れない
6
光琳の意匠が好き。2015/10/08
Kuliyama
2
楽しく拝読しました。樂さんも会田さんも琳派とは、初めて気がつきました。砕動風鬼は確かにそうです。2015/03/24
しいら
1
コラム「砕動風鬼」中の〝日本人はなぜ三次元ではなく二次元に全力を投入してきたのか〟という疑問に虚を突かれた。言われてみれば、本当にそうだ。なんだろう、紙にすべてを封じ込めようとする気質のようなものがあるんだろうか。紙は神に通じるしなぁ。2015/04/07