トールキンの「ホビット」を探して

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046532930
  • NDC分類 933
  • Cコード C0098

出版社内容情報

Podcastで100万ダウンロードを記録した大人気“トールキン教授”講座の著者が贈る、世界初の完全ガイド。壮大な冒険をたどりながら、『ホビット』はもちろん天才トールキンの物語世界を徹底分析する!

内容説明

『ホビット』の成立ちから『指輪物語』誕生までの驚きの秘話や、ビルボをはじめとする個性豊かなキャラクターたちの人物造形、数々の歌やエピソードに込められた、思わぬ仕掛けやメッセージ。壮大な冒険をたどりながら、ユーモアと鋭い考察力で物語を読み解いてゆく。

目次

最もすぐれた、むこうみずなホビット
さびし野にて
おかしなものと気品にあふれるもの
荒地のくにのさかい
運のわかれめ
かいじゅうたちのいるところ
クマの友だち、ワシの客人
突き刺すハエ
妖精の国に忍び入る
王の帰還
ツグミがたたくとき
ビルボ、ほうびをかせぐ
ほんもののどろぼう
正反対のものの出会い
黄金の山にすわりこんで、うえ死にする
暗闇の中の一飛び
突然の展開
火のあとには雪がくる
雲のかげに、星の下に

著者等紹介

オルセン,コリー[オルセン,コリー] [Olsen,Corey]
メリーランド州ワシントン・カレッジ英語・英文学教授。トールキンの作品の他、中世文学、神話を中心にさまざまな研究を展開するオンライン教育機関、Mythgard研究所を創設し、所長を務めている

川上純子[カワカミジュンコ]
津田塾大学卒。出版社勤務を経てシカゴ大学人文科学大学院修士課程修了(M.A.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

53
『The Hobbit』(邦題『ホビットの冒険』瀬田貞二訳)を、ワシントン大学でなんと「トールキン講座」を開いてしまった著者が読み解く。登場人物達の行動、言葉、一つ一つにどんな意味があるのかを丁寧に読み下している。そのため、多少の冗長さは否めないが、濃密な中身がそこにはつまっている。『ホビットの冒険』の深奥を知りたい方にお勧め。★★★★☆2017/02/12

サアベドラ

13
"The Hobbit"(『ホビットの冒険』)の批評・解説本。著者は中世英文学の教授。作品に込められたトールキンの意図を、原書の一文一文を丁寧に読み込み、読み解くことで明らかにしてゆく。それぞれの章が原書の各章に対応しており、原書と見比べながら、一種の注釈書のように読むこともできる作りになっている。ホビットの映画は原作と雰囲気が違いすぎて、正直私には合わなかったが、副産物としてこのような高い水準の解説本が訳されたことは喜ばしいことである。あとはトム・シッピーの一冊目をですね、誰か訳してくれれば・・・2015/07/04

みよちゃん

8
大学の講義を受けているようでした。瀬田貞二訳を参考にしながら、丁寧に楽しく講義されている様子が、よく分かった。また文章の裏にビルボの気持ちの変化、トーリンや竜やゴクリのなぞなぞ遊びに隠されたビルボの思い等色んなところで、自分の読み方の浅さを見せつけられました。トロルやゴブリンやエルフなど、背景や物語をより深く理解出来て、またホビットを再読したくなった。2017/03/21

おだまん

5
1ページづつにやにやしながら読んでいたのでなかなか進まなかった。中つ国にどっぷり。ホビットに関しては確かに深まることができる一冊です。2014/04/12

スプリント

4
指輪物語の前段である「ホビット」の解説本です。ストーリー展開を追っていきながらトールキンのその他の作品を絡めてホビット(ここではビルボ)について語られています。「ホビット」を読んでから本書を読まれることをお薦めします。2014/03/09

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