感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
げんなり
1
短歌というものがよく分からなくて、それはその言葉とどういう距離感で読めば良いのかが分からないということなのだけど、これが小説であれば、たくらみのある文なのか、ストーリーを進めるだけのものなのか、漠然とでもこちらの対応を決めることができる。それが難しいのが現代の短歌だと思ってる。 で、この歌集、特に最初の『いいじゃないか』でかなり鮮明に思いのようなものが分かってしまい、放り投げたパズルのピースが床の上で完成してしまったような驚きを感じている。共感とは少し違う、もう少し離れたところから感じる理解だ。2020/08/05