感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
保山ひャン
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大正時代の雑誌『少女号』に掲載された三ケ島葭子の短歌、歌物語を中心にまとめた本。挿絵も再現されており、どれも雰囲気があってよかったが、なかでも池内愚美(伊丹万作)の絵は魅力的だった。収録された短歌は、少女時代の思い出を描いたものが多く、晩年(40歳で亡くなっている)は病床での歌が多くなっている。家のお手伝いをし、親の言うことはちゃんと聞く少女を描く一方、本人は、原阿佐緒と石原純の恋愛沙汰を擁護してアララギをやめさせられたりしている。なお、三ケ島葭子は、左卜全の姉にあたる。少年時代の左卜全!想像できない!2015/04/09
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