内容説明
あみちゃんには、生まれつき手と足がない。それでも小学校では、いつもクラスの中心。児童会も、おしばいの主役だってやったくらい。ところがある日、ちょっとしたことから1人ぼっちになってしまって…。自信をなくし「手足のないわたしが生まれてきた意味ってなんだろう?」なやんだあみちゃんがみつけた答えとは?「わたしは特別なんかじゃない。ふつうの女の子です!」笑顔の大切さに気づける感動ストーリー!!小学中級から。
目次
第1章 手足のない女の子(私が生まれた日;家族のとまどい ほか)
第2章 みんなといっしょに遊びたい(手のない妹;母の特訓 ほか)
第3章 あみちゃんは人気者(あみちゃんがほしい;なんでもチャレンジ ほか)
第4章 手足のないチアリーダー誕生(成長するのがうれしくない;チアリーディング部へ ほか)
著者等紹介
佐野有美[サノアミ]
1990年4月6日生まれ。先天性四肢欠損症により、あるのは短い左足と3本の指のみ。2011年6月に歌手としてメジャーデビュー。同年、ファーストアルバム『あきらめないで』が日本レコード大賞「企画賞」を受賞。現在、多方面から歌や講演の依頼を受け、積極的に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シャボン玉
21
明るいあみちゃんが、傲慢になり、孤独になり、積極的だった姿とはかけ離れていくのが隠さずに有り有りと書かれている。そうやって相手のことも思いやれるようになり、現在では優しそうな旦那さんがいるし1女のお母さん。すごいな~2020/11/22
退院した雨巫女。
13
《私-図書館》有美さんの生き様は、素晴らしい。家族も、大変だったんだね。ポジティブは、大事ですね。2021/06/06
サラサラココ
7
小2こどもと。こども自身が手に取ったノンフィクション。高校生までの生活が書かれているので、「小学中級から」とはなっているが、小学生には少しハードルが高い部分はあるかもしれません。知らなかった世界を知るきっかけにはなる。2020/10/04
空
4
正直読みものとしてはやっぱり稚拙な部分もあるし、家族との関係はすっきりしなかったのかなーとか思っちゃう部分もある。でもこれはノンフィクションであり、本人の文章であり、リアル。彼女の描いている悩みってもちろん手足のない現実がもとなんだけど、他の子の悩みと一緒なんだよね。友達との関係に悩んで、家族との関係に悩んで…。だからこそ子供にも共感を持って読んでもらえるんじゃないかと思います。2014/11/03
ぶたのひまきち
2
サクサク読めました。