感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kaho
3
すでに老体となり、何も蟠りがなく涅槃の境地にまで達する。門下生の愛に触れながら静かにこの世を去る。2014/12/07
meirin
3
松尾芭蕉は実は忍者だったとか、裏説があるけど、これを読んだら、どれだけ真剣に俳句に向き合った人かわかる。俳句はほんっとに表面しか知らないので、俳句に付け句がついて次から次へと流れる連歌があるとは知らなかった。いろいろ考えさせる話だった。2012/10/21
ちばりえこ
1
分厚い上中下巻。全て読み終わりました! 上巻はこれからどうなるか行末を知っていたので辛い一冊でしたが、中下巻ではその過去と向き合いながら自分の俳諧を高めようとする芭蕉の姿に心を打たれました。芭蕉が門人に恵まれた様子も描かれていたのも楽しかった。面倒見が良く、それぞれの良さを見ていたから蕉門は栄えたのでしょう。個人的には、肉魚を絶っていた芭蕉に振る舞われた、椎茸、人参、錦糸卵の散らし寿司が美味しそうで食べたくなりました(笑)。俗と聖をこえて夢幻郷に遊び、「軽み」が大事だと悟った芭蕉。私も軽やかに生きたい♪2021/08/09
めこ
1
おくのほそ道しか知らなかったか、色旅をしていることに驚いた。結構読むのに苦労しだ。2018/05/15