出版社内容情報
芸者の人数が一番多かった時代があり、現在でも料亭、置屋、見番の残る街・向島。戦前からの花柳界を知る置屋の女将などに取材し、映画監督・出馬康成が追い続ける人間ドキュメント。
内容説明
料亭。見番。置屋。芸者―。東京で唯一にして最大の、花街・向島を知る。
目次
花柳界「向島」に遊ぶというのはどういうことか?
向島ラビリンス
向島の花柳界としての歴史
花柳界のしくみ
向島芸者人生読本
向島の最高齢の元芸者
昭和の向島の名妓、扇夢姐さん
今だからこそ語れる向島の思い出話
現代の料亭と芸者たち
芸者の着物
現代の芸者たちとお座敷遊び
ベテラン芸者と老舗割烹料亭でのお座敷遊び
お座敷の礼儀作法
花柳界の言葉
新世代の芸者と女将たち
向島で一番大きな老舗料亭「櫻茶ヤ」
料亭で食事して芸者を上げたら一体いくらで遊べるのか?
芸者部屋に潜入
著者等紹介
出馬康成[イズマヤスナリ]
ミュージシャンながら二十代後半で監督デビュー。1995年、「2045女の都」が伊丹映画祭クロージング作品招待を受け、秀作と認められる。以後、本格的に劇場映画を脚本、監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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海
1
著者は映画監督なのかな?文章を専門に扱う人ではないようで、書き方が下手。内容も薄口。そもそも川向うの浅草の芸者さん達のことをことあるごとにDisって書いている時点で、それは粋じゃなくて野暮以外の何物でもないってことに気づいてないのかな…。(´・ω・`)2013/02/17
まさえ
0
何年か前、かもめさん(アルバイト芸者)のバイトをしたので、この本を読んでみようと思いました。かもめさんって桜茶ヤさんが始めた事で、向島にしかないシステムだったのね…。戦線戦後の芸者さん事情?も少し書いてあったりして、そういうところは興味深く読めました。ただこの本、日本語の使い方が間違ってる箇所がいくつも…(私も人のこと言えませんが)。校閲さん、そういうのは直さないのかな〜と思ってしまいました。2016/12/29
ひつじ
0
向島の芸者さん、おかあさん、女将さんと言った花柳界を支える皆さんのお話がじんわりする。きれい事だけじゃなく、いろんなことが正直に書かれているという感じが好感持てました。 2014/08/03
武世
0
花柳界の裏話を楽しく読めた。2024/04/29