出版社内容情報
『新古今和歌集』研究の最も詳細で基本的な研究書。三十年ぶりに刊行!
技巧を尽くした華麗な歌のすべてを読み解き、和歌文学のみならず日本文化を知るためにも役に立つ! 第六巻には、雑歌下・神祇歌・釈教歌、および解説・作者一覧・出典一覧を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山がち
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注目すべきなのは神祇歌や釈教歌のような部立であろう。釈教歌は和漢朗詠集の影響を色濃く受けている『新古今集』おいて全く影響がないというのも興味深い。尤も、和漢朗詠集が仏教的な歌がほとんどないからかもしれないが。神祇歌は、『古今集』の方が好きだったかもしれない。正直、あちらの方が情景とかが好みだったと言わざるを得ない。また、これだけ丁寧な注が付けられていながら、解説がほとんどないというのは正直残念だった。著者の他の本を当たれば出てくるのだろうけれども、もっと丁寧に書いてくれたってばちはあたらないだろうと思う。2014/01/24
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- 和書
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