出版社内容情報
天衣無縫なショーケンを庇い続けてきた瀬戸内寂聴、そんな寂聴を「お母さん」と慕うショーケン。小説、映画、音楽――常に新たな表現を模索してきた二人が、仕事、恋愛そして人生について語り、その思いを明かす。
目次
第1部 不良が歌うブルース(「内緒ごと」がしたくて、ケータイ小説に挑戦;不良だから魅力がある;フェロモンが出ている?;料理と健康;四国お遍路、ショーケンが歩いた道;お布施と托鉢;ガンジス川で沐浴;マザー・テレサとサタジット・レイ;生きること、そして家族;恋愛と色気)
第2部 生きること、恋すること(大麻事件で天龍寺へ;天龍寺と東光寺;お金とお布施;ストラディヴァリウスとストラスガノフ;共演した女優たち;イワシの目、一つこぼれて;刑務所から届いた手紙;音楽でも映画でも、いまが挑戦のとき;最近の若い子は、みんな「いい子」?;役者と俳優の違い;下り坂で人は大きくなる)
著者等紹介
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年徳島県生まれ。作家・僧侶。著書に『夏の終り』『京まんだら』など多数。京都の寂庵、岩手の天台寺で、法話や写経の会を定期的に実施している
萩原健一[ハギワラケンイチ]
1950年埼玉県生まれ。俳優・歌手。黒澤明監督「影武者」、神代辰巳監督「青春の蹉跌」「恋文」など、数々の映画・ドラマに出演するほか、音楽活動も幅広く展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょん
11
色気のあるショーケンかっこいい。2017/11/22
鈴木健太郎くん
2
ショーケンさんの禅は素晴らしいことだけれど嘘だと言う言葉が衝撃的であります。だから、僕も亡き母のお墓参りを父の車でいったり、歩行禅というか、散歩をしはじめました。2019/03/10
fumi
0
最近になってショーケンのことを好きになり、YouTubeを見たり本を読んだりしている。「居酒屋ゆうれい」や「ファイティングガール」でショーケンを知った世代だが、子供だったせいか当時は魅力が分からなかった。表現者としてのショーケンに惹かれれば惹かれるほど、気になるのは素の部分のバランスの悪さだ。だがそのバランスの悪さ、欠落感こそがショーケンという表現者を形成する核そのものでもあるのだろう。2017/12/09
まめ
0
私にはショーケンさんの魅力が良くわからない。それと、お坊さんも色々いるのだな。と思いました2014/06/10
みか
0
読む文字数も少ないし、話し言葉での内容なので読み易かったです。寂聴さんがショーケンさんの事をすごく好きだというのが伝わってきます。ショーケンさんのやんちゃな感じも。ショーケンさんも寂聴さんの事を好きで。 色んな人が話の中に出てきますが、どの人もとても素敵に描かれていて、ほのぼのとしました。人生を悔いなく生ききる、悟りを求める。人それぞれに道があって、それをちょっぴり垣間見せて貰って元気が出た。 あと、下ネタってのが多かったかな。生きていく中で避けては通れないことだもんなぁ。あっけらかんと一生懸命生きよう。2012/05/17