出版社内容情報
仔猫がほしいと思っていたベティおばさんの家に入りこんだクモ。
ルイージと名づけられ、おばさんがのぞんでいたネコになりきっていました。ところがある日…。
『としょかんライオン』の作・絵コンビによる、17年ぶりの新作!
毛がもじゃもじゃの大きなクモと、大きい家にひとりでくらしているベティおばさんの、
心があったかくなるおはなしです。
内容説明
けがもじゃもじゃのおおきなクモは、すむところをさがしていました。クモは、うすぐらいすみっこでひとりぼっちでくらさなければなりません。でも、もしも、こネコだったら?クモは、ルイージというなまえのこネコになることにきめました。
著者等紹介
ヌードセン,ミシェル[ヌードセン,ミシェル] [Knudsen,Michelle]
ニューヨーク在住の作家、フリーの編集者。絵本からヤングアダルト向けの小説まで、幅広い年齢層に向けた作品を50冊以上書いている
ホークス,ケビン[ホークス,ケビン] [Hawkes,Kevin]
メイン州在住のイラストレーター。自作の絵本のほか、数多くの絵本の絵を描く
福本友美子[フクモトユミコ]
公共図書館勤務の後、児童書の研究、翻訳などをする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
163
『としょかんライオン(旧作のため、未読)』の作・絵コンビによる、17年ぶりの新作絵本です。クモ蜘蛛が主人公の絵本は、初めてです。ルイージは、もふもふで心優しいので、一見怖そうなおばさんに好かれたのかも知れません。 https://www.iwasakishoten.co.jp/news/n104023.html2024/02/03
たまきら
34
か、かわいい♡ネコもクモも好きな自分、読み終わった今の感想はルイージのぬいぐるみを発売してほしいな、ですねえ。昔タランチュラを手に乗せてもらったときのソフトタッチを思い出しました。ミツバチもフワフワで気持ち良いけれど、サイズがたっぷりあるとやっぱり満足感がありますね。2024/03/19
大粒まろん
25
ベティおばさんの家に入りこんだクモは、見つからないようにソファーの下に隠れていると、ベティおばさんに見つかってしまう。おばさんは以前から仔猫を欲しいと思っていた。その子にルイージと名づけ、ネコとして飼い始める。ルイージは戸惑いつつも。。なかなか無理のあるお話なのだけれど、不思議すぎるのか、あまり気にならないよう笑。ルイージの健気な感じと、ベティの優しさにキュンとします。『としょかんライオン』のコンビによる、17年ぶりの新作。2024/02/02
わむう
23
「としょかんライオン」のコンビによる新作。住むところを探していたクモのルイージが、子猫を欲しがっていたベティおばさんに出会います。ベティさんに愛されるように見た目も行動もネコになりきるルイージですが、ベティさんの友達から「クモじゃなくてネコを飼えばいいのに」と言われているのを聞いて出ていく決心をしますが、ベティさんから「ネコの真似が楽しいのかと思ってやっているのかと思った。ネコではなく、あなたと一緒にいたい」とありのままの自分を愛してくれる人に出会えた喜びを嚙みしめるルイージでした。2024/05/13
梅ちゃん
22
読友さんの紹介。毛がもじゃもじゃの大きなクモは住む所を探してある家に。目覚めた時、おばさんは「何かしらこれ?なんだか猫みたいよ!ずっと猫が欲しいと思っていたの」と手のひらに載せ、ルイージと名付け、子猫として可愛がり始めました。…いやいやそんなバカなと思いながら読んだけど、可愛くて暖かくて、いいお話でした。 うちの床にも小さいクモが時々現れる。益虫だと子供の頃に聞いたのでそのままにしてます。 地獄に落ちた時、糸を垂らして助けてもらえることを信じて😁2024/07/30