内容説明
慶応義塾大学を創立、『時事新報』を創始し、日本の国際化に献身した福沢諭吉―。近代日本を築いた“明治の俊傑”の実像を探ると共に、朝鮮独立に対する熱い友誼が明らかにする、脱亜論の“真実”を読み解く。
目次
第1章 故郷、中津でのシーソーゲーム
第2章 又従弟、増田宋太郎
第3章 福沢諭吉と増田宋太郎の交錯
第4章 中江兆民と福沢諭吉
第5章 洋学紳士、馬場辰猪
第6章 北里柴三郎を助ける
第7章 適塾の青春
第8章 福沢精神の体現者、松永安左衛門
第9章 福沢に批判的だった池田成彬
第10章 福沢門下の三人の“神様”
第11章 「脱亜論」と金玉均
著者等紹介
佐高信[サタカマコト]
1945年、山形県酒田市生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。高校教員、経済誌編集長を経て、現在、ノンフィクション作家、評論家として活躍中。「憲法行脚の会」呼びかけ人の一人。『週刊金曜日』発行人・編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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