内容説明
日本人が長年育んできた季節のことば、季語。四季折々の季語がもつ本来の意味と、「切れ」をはじめとした季語を生かす使い方を解説。約300の古今の名句を鑑賞しながら無理なく俳句の基本が身につく。日本語の多様さ、面白さを改めて呼び覚ます、すべての日本人のための季語入門。
目次
第1章 すべての季語に本意がある―春の季語(すべての季語に本意がある;「季節の本意」を知る ほか)
第2章 「切れ」は季語を生かす―夏の季語(「切れ」は季語を生かす;一物仕立てと取り合わせ ほか)
第3章 「惜しむ」ということ―秋の季語(「惜しむ」ということ;八月は死者の月 ほか)
第4章 時候の季語の落とし穴―冬の季語(時候の季語の落とし穴;無季の句について ほか)
第5章 新年詠はめでたく詠む―暮と新年の季語(新年詠はめでたく詠む;暮と新年の季語 ほか)
著者等紹介
長谷川櫂[ハセガワカイ]
昭和29(1954)年、熊本県生まれ。俳人。東京大学法学部卒業。読売新聞記者を経て、俳句に専念。俳句結社「古志」主宰。「季語と歳時記の会」代表。東海大学特任教授。朝日俳壇およびNHK俳句選者。読売新聞朝刊コラム「四季」連載中。句集『虚空』(花神社)で第54回読売文学賞受賞、評論集『俳句の宇宙』(花神社)で第12回サントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nemunomori
12
すべての季語には「本位」がある。ひとつひとつの季語を深く理解することとは、五感を研ぎ澄まし季節を味わうことかも知れない。改めて言葉を大切にしたくなる。 俳句の入門書をいろいろ漁っていますが、長谷川櫂さんの著作は論理的で理解しやすいです。2017/04/13
山吹
2
季語の本意の解説がとても分かりやすい。2014/03/29
takao
1
ふむ2024/10/14
とむ
1
季語はその本意をしっかり掴まないと生きてこないということが理解できた。ひとつひとつの季語の本意と向き合って句作していきたい。2022/07/09
けろ
1
初心者でもわかりやすかった。2018/09/14