出版社内容情報
世はまさに「1億総メディア化」の「消費者が発信する時代」。しかし、社会で流通する情報量自体が爆発的に増えた結果、一体何が「確かな情報」なのか、あるいは何が自分にとって真に「価値ある情報」なのか、誰にもよく分からない時代になりつつある。こうした時代においてもなお、私たちは自らの意思決定や行動のためにより良い情報のインプットを必要としている。
本書は、現代の情報流通の構造を見渡し、その結果生じた「消費者が発信する時代」の「光」を活かしながら「影」を最大限打ち消すために、私たち一市民がとり得る最善の「情報戦略」を考える。
情報を集め、活用するにあたり、間違っても他人に脳を支配されないこと。自ら知りたい情報を集め、自らその信頼性を確かめて、それをもとに自ら最善の意思決定をしていく。今後ますます過酷になる「不確かな情報の時代」をどう生き抜くか。本書がその大きなヒントになる。
内容説明
自分にとって真に「価値ある情報」「確かな情報」を見つけるための戦略!
目次
第1章 「国民的○○」が消えた―個人がマスコミ以上の力を持つ時代に
第2章 良質な情報が「有料の壁」の向こう側に流れるメカニズム
第3章 消費者が発信する時代の光と影、報道産業の3大課題、その解決策
第4章 OSINT全盛時代 ビッグデータの海から価値ある情報だけを集める
第5章 アンケートで世論やマーケットを知る
第6章 世論調査は信用できるのか?アンケートに潜む「罠」
第7章 身近な「デマ」「陰謀論」のリスクからどう自己防衛するか
第8章 役に立たなくなった「情報収集のハウツー」
第9章 「他人に脳を支配させない」情報収集のための武器
第10章 質の高い情報収集を習慣化するためのTIPS
著者等紹介
米重克洋[ヨネシゲカツヒロ]
1988年(昭和63年)山口県生まれ。聖光学院高等学校(横浜市)卒業後、学習院大学経済学部在学中の2008年に報道ベンチャーのJX通信社を創業。「報道の機械化」をミッションに、国内の大半のテレビ局や新聞社、政府・自治体等に対してAIを活用した事件・災害速報を配信するFASTALERT、600万DL超のニュース速報アプリNewsDigestを開発。他にも、選挙情勢調査の自動化ソリューションの開発や独自の予測、分析を提供するなど、テクノロジーを通じて「ビジネスとジャーナリズムの両立」を目指している。AI防災協議会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nbhd
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