出版社内容情報
両親の離婚、子どもだけの生活、継父からの性的虐待、DV…
「あれ? ウチの家族って、もしかして普通じゃなかった?」
そう気づいたのは、大人になってからでした。
機能不全家族のリアルを描く、大反響のコミックエッセイ
内容説明
「あれ?ウチの家族って、もしかして普通じゃなかった?」そう気づいたのは、大人になってからでした。家族に翻弄された幼少時代から、自分の価値を見つけるまでの物語。
目次
お母さんはスゴイ
もしかして放置子?
母の彼氏たち
荒れる兄、任される姉
崩壊する家族
なんで学校行けないの?
家出小学生
父と最後の旅行
継父からの虐待
予期せぬ妊娠
お父さんとは呼べない
母への不信感
ありのままで愛されたい
ウチの家族って変ですか?
息ができない
終わりで始まり
著者等紹介
魚田コットン[ウオタコットン]
夫と3人のこどもと猫と暮らすエッセイ漫画家。過去の出来事などを描いた絵日記ブログ「甘辛めもりぃず」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
45
救いがない…辛いお話でした。同時に自分の言葉を伝えることができるようになった著者の姿がいじらしくて抱きしめたくなりました。普通の家族って本当にない。ないけれど、最低限の暮らしは定義できる。それは三度のご飯があって、清潔に安全に暮らせる場所があること。そして愛されること…。2023/02/02
caramel
13
大人になってからも母親に執着してしまったり、自信がないせいでなかなかうまくいかない事とかが共感しました。でも著者さんは現在は優しい旦那さんがいたり、帰りたいと思える家を作り上げたのは素晴らしい事だと思う。こういう育ちだと、それすらとても難しい場合が多いから。あとこの話を世に出そうと思ったり、自分とちゃんと向き合って行動していることが尊敬するし、自分も参考にしていこうと思いました。2022/10/07
多津子
13
ネグレクトに継父の性的虐待などで自我を押し込めたために気持ちを言えなくなってしまった著者。面倒をみてくれてた姉は家を出てから登場しないが、寄り付かなくなったのだろうか。望んでいる愛は向けてくれないと薄々感じてはいるものの、期待することをやめられない。著者はずっと母だけをみている。母に執着しすぎて親離れできないのが切ない。飢えない、安心して眠れる場所がある、甘えられる人がいるというのは大事だな。2022/09/19
ぷりたかま
5
★★★2021/12/25
いくみ♪
4
キンドルアンリミテッド。こういう本を見て安心するのは、きっと今はこの作者は乗り越えてるんだろうと思えるから。今も苦しんでる人はたくさんいるんだろうけど……。こういう本を読んで自分の境遇に気づけたり、脱出するきっかけをつかめたら素晴らしいよね。2023/02/18