出版社内容情報
超話題作『アフターデジタル』著者の尾原氏が、満を持して放つ久々の単著!
内容説明
仮想通貨リブラ、GDPR、中国の信用スコアまで、最先端の潮流をつなげて未来の世界を読み解く―
目次
序章 「アルゴリズムフェアネス」とは何か
第1章 AIが生み出すワクワクする新世界
第2章 国家を超えるプラットフォームの権力
第3章 「国というアルゴリズム」が選べる時代
第4章 ブロックチェーンと究極のフェアネス
第5章 自由を増やす「ハンマー」を手にしよう
著者等紹介
尾原和啓[オバラカズヒロ]
1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用人工知能論講座修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタートし、NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:KLab、取締役)、コーポレートディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、グーグル、楽天(執行役員)の事業企画、投資、新規事業に従事。経済産業省対外通商政策委員、産業総合研究所人工知能センターアドバイザーなどを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
167
定性的に現在インターネットで変わりつつある社会の側面を定性的に語ってみる本。エヴィデンスを示して何かを解き明かしていくスタイルではない。GAFAなど新興企業のサービスは威圧的で我々は支配されてしまうのでは?と思われがちだが、人々の自由を増やしてくれる強力なツールでもある。一緒に仲良くやっていこうよという主旨。意識の高い人はみな、同じように考えているのではないかな。間違ったことが書かれていると思わないが、本としてどこか面白くなかった。2020/06/18
Kentaro
46
かつて食べログがなかった時代、私たちは知らない店に行くことを躊躇した。しかし食べログの登場によって、知らなかった店にも安心して入れるようになった。これは飲食店で働く人、とくに新規で店を始めたい人にとって朗報だった。頑張って美味しいものを提供し、食べログの評価が高くなれば、お客さまが来やすくなるからだ。 GAFAやLINE、食べログなどのサービスは、それを日常的に利用しない人がほとんどいないほどに普及した。アルゴリズムを提示する企業が多数登場したことにより、私たちは人生においても、様々な選択が可能になった。2021/06/23
Tenouji
25
ブロックチェーン技術を学んだ直後だったので、とても面白かった。フェアネスを視点に、GAFA系企業と国家の特徴を、同列に、個人の選択肢として語ってる、意欲的な内容。ブロックチェーン技術は、やや持ち上げすぎだが、これも合意形成のアルゴリズムモデルであるのは確か。やりたい事と、そのスケールに合わせて、様々な仕組みが選択できるようになったと考えることができるんだよね。そんな時代を楽しもうよ、という、全体としては楽観的な感じだが、暗号技術やインターネットの黎明期の思想を、ちゃんと参照してるところが、いいね。2020/02/25
こも 旧柏バカ一代
21
アルゴリズムの恩恵を受けるだけでなく、監視する事も重要。監視するにはフェアネスで見て行くが、そのフェアネスも其々違うか、、その発想は無かった。あと、難しいわ。2020/07/14
gotomegu
10
初めてキンドルで買った本かも。やはり紙の方が頭に入ってくるような気がするのは、気のせいか?安かったので。GAFAがどんどん大きくなって、どうなっちゃうんだろう?と思いつつ、世の中をよりよくしたいという意向も感じられるので、普通に利用している。独占的になりつつあるので、そこが怖い。エストニアに国籍をおきたいと思ってしまった。もう今は物理的に住んでいる場所じゃなくて、ネットの中ならいろんなところにいられるってことなのかも。今、目に見えている世界の他に別の世の中がパラレルに存在しつつあるんだな。2020/05/29
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