内容説明
八ヶ岳山麓から、京都へ―他者を次々に篭絡していく朧の息子・太郎。膨らむ「王国」、そして血によって選別される神の子たち。「王国記」シリーズ、緊張の第七弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナチュラ
13
王国記シリーズ7巻(文庫は8巻) 「神の名前」と「煉獄の香り」の2話を収録。前半は百合香の目線、後半はジャンの目線で描かれている。シリーズが始まってから16年が経った。新しい登場人物が増えたり、新しい生命が誕生したり、初めの養護施設から随分変化していったと改めて思う。ほのぼのとした日常でもあるが、奇跡を起こしたり、神秘的な事があったり、次回で最終章になるので彼らが今後どうなっていくのか楽しみだ。2020/03/11
まつじん
6
宗教心とは官能・・・いや奇跡を認められることなのか。しかし花村萬月さん濃厚ですなぁ。2010/08/08
あおさわ
5
どうなることがこの世界の終着点なのか、 というかどうなりたいのか。 解らないまま読み進めてるような気がします。 カッコつけて言うとゲッセマネの園に生まれたもう一人の神の国か。 思った通り赤羽さんが空気扱いもいいとこで哀しすぎる。 だけど朧もなんか存在感が希薄になってきたような…。 後半は一気に16歳に成長した太郎。 太郎は確かに尋常じゃない存在ですが、巻き込まれるのが嫌なので 実際いたら離れたくてしかたないだろうなあ…。2015/07/02
空飛び猫
0
百合香の話と、ジャンの話。 次郎と花子が生まれて、変容する王国。 朧が喰らうのは、はたして…?2012/02/07
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0
物語は箱庭で、すべての登場人物が駒 読み手すら駒にされてしまう2012/01/28
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