出版社内容情報
日本史と世界史とを並べるだけで、歴史の本質が驚くほどよくわかる!「日本は長らくノンキな国でいられました。近代史においては『世界史』に巻き込まれ、それを明治維新に始まる近代化で乗り切り、大日本帝国を自滅で滅ぼしてからは再びノンキな国に戻っています。ヨーロッパ人が日本にやってきて、日本は世界の歴史に巻き込まれました。だから、西洋人とはどんな人かを知ることに集中すればよい。といっても難しい話ではありません。西洋人中心の『世界史』を、我々が常識的に知っている『日本史』と並べるのです」……(「はじめに」より抜粋)
聖徳太子とムハンマド、源頼朝とインノケンティウス3世、織田信長とエリザベス1世……。同時代の人物を比べてみれば、いかに日本が幸せ(ノンキ)な国であったのか、ヨーロッパがその対極にあったのかがよくわかる。二つの異なる歴史のどうしても押さえておきたいポイントを学びながら、日本の独自性と強みまでをも理解できる、気鋭の歴史家による「同時代史」という新たな試み。
〈目次〉
第1章 7世紀―聖徳太子とムハンマド
第2章 8世紀―平城京と聖像禁止令
第3章 9世紀―桓武天皇とカール大帝
第4章 10世紀―平将門とオットー1世
第5章 11世紀―院政と十字軍
第6章 12世紀―源頼朝とインノケンティウス三世
第7章 13世紀―北条時頼とポーランド騎士団
第8章 14世紀―室町幕府とオスマン帝国
第9章 15世紀―応仁の乱と百年戦争
第10章 16世紀―織田信長とエリザベス1世
第11章 17世紀―三十年戦争と鎖国
第12章 18世紀―七年戦争と天下泰平の日本
第1章 7世紀―聖徳太子とムハンマド
第2章 8世紀―平城京と聖像禁止令
第3章 9世紀―桓武天皇とカール大帝
第4章 10世紀―平将門とオットー1世
第5章 11世紀―院政と十字軍
第6章 12世紀―源頼朝とインノケンティウス三世
第7章 13世紀―北条時頼とポーランド騎士団
第8章 14世紀―室町幕府とオスマン帝国
第9章 15世紀―応仁の乱と百年戦争
第10章 16世紀―織田信長とエリザベス1世
第11章 17世紀―三十年戦争と鎖国
第12章 18世紀―七年戦争と天下泰平の日本
倉山満[クラヤマミツル]
著・文・その他
内容説明
聖徳太子とムハンマド、源頼朝とインノケンティウス三世、織田信長とエリザベス一世。あの人物とこの人物が同時代だったとは!こんな歴史観があったとは!二つの歴史の押さえておきたいポイントを一気に学びながら、日本の独自性と強みまでもを実感できる、誰も教えてくれなかった日本人の「新しい教養」。
目次
七世紀 聖徳太子とムハンマド―世界の宗教が教える「聖徳太子不在説」の愚かさ
八世紀 平城京と聖像禁止令―道鏡の専権はビザンチン帝国の日常茶飯事
九世紀 桓武天皇とカール大帝―「欧州統一」は「蝦夷平定」に毛が生えた程度?
十世紀 平将門とオットー一世―神聖ローマ帝国の祖と「新皇」を比較する
十一世紀 院政と十字軍―日本は「末法の世」、ヨーロッパは殺戮の世紀
十二世紀 源頼朝とインノケンティウス三世―かたや政治の天才、かたやインテリジェンスの天才
十三世紀 北条時頼とポーランド騎士団―日本と西欧を同時に襲ったモンゴルの脅威
十四世紀 室町幕府とオスマン帝国―当時の日本の人口はオスマン帝国とほぼ同じ!
十五世紀 応仁の乱と百年戦争―宗教戦争になっていないだけマシな日本の戦乱
十六世紀 織田信長とエリザベス一世―戦いに生き、志半ばで倒れた二人の英雄
十七世紀 三十年戦争と鎖国―三十年戦争でプロテスタント側についた日本
十八世紀 七年戦争と天下泰平の日本―そして日本はノンキな国でいられなくなった
著者等紹介
倉山満[クラヤマミツル]
憲政史家。1973年、香川県生まれ。中央大学大学院文学研究科日本史学専攻博士課程単位取得満期退学。在学中より国士舘大学に勤務、日本国憲法などを講じる。シンクタンク所長などをへて、現在に至る。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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