出版社内容情報
会社や仕事の「損得」をつかむ損益分岐点について知識ゼロからでもわかる本コスト分析の定番書『「損益分岐点」の実務が面白いほどわかる本』(2008年刊行)を、最近の情報・データを取り入れて全面的に改訂いたしました。
「損益分岐点」は利益管理に欠かせない手法です。
経営者、役員、経理・財務の部課長・担当者はもちろんですが、近年は営業や製造部門など現場セクションでも「利益」を考えることが必須となっています。
この考え方は、経営者のみならずいまやプロジェクト・リーダーにも不可欠な考え方なのです。
しかし、「売上を伸ばせば利益も増える」という考え方だけでは。売上が伸びたからといって、「お金=キャッシュ」も増えるわけではありません。「損益分岐点」についてはその定義がわかりやすいのですが、それを実務に活かすとなると、意外と難しいものです。また、実務担当者でも、わかっているようで理解していない代表例が、この「損益分岐点」です。
そこで本書は
第1章 損益分岐点とは何か
第2章 損益分岐点を計算する
第3章 損益分岐点でわが社を分析する
第4章 さまざまな経営の意思決定に活用する
第5章 損益分岐点で利益計画を策定しよう
天明茂[テンミョウシゲル]
著・文・その他
内容説明
収支・採算から販売計画までコスト分析の基本34。「赤字」を「黒字」に転換させる社長思考がこの1冊でつかめる!豊富な「実例」で解説!
目次
第1章 損益分岐点とは何か(売上が1割下がると利益はいくら減るか―利益予測に売上高総利益率は役に立たない。売上高が減っても減らない費用がある。;変動費、固定費とは何か―売上高に伴って変動する費用が変動費、変動しない費用が固定費である。 ほか)
第2章 損益分岐点を計算する(損益分岐点公式を試してみよう―損益分岐点販売数量は固定費を1個当たりの限界利益で除して求める。;損益分岐点図と限界利益図を作成する―総費用線が、原点から45度の売上高線と交差する点が損益分岐点である。 ほか)
第3章 損益分岐点で自社を診断する(損益分岐点から経営体質のパターンがわかる―売上高、利益が同じでも企業体質は異なる。固定費が低い企業は不況に強い。;損益分岐点率から不況抵抗力を診断する―損益分岐点率が低いほど不況抵抗力がある。優良企業は70%以下に抑えている。 ほか)
第4章 さまざまな経営の意思決定に活用する(利益を上げるには何を重点販売するか―限界利益率が高い商品、1個当たり限界利益が高い商品が有利である。;スポット受注を安く引き受けてよいか―変動費を吸収できる売価であれば利益は増加するが、増加固定費も考慮が必要。 ほか)
第5章 損益分岐点で黒字転換を図る(シミュレーションで「黒字転換目標」を決める―6つのステップで、赤字を黒字に転換する道筋をつける。;「損益分岐点売上高」をつかみ、「目標利益」と「必要売上高」を試算する―目標利益を設定し、実現のための条件を明確にする。 ほか)
著者等紹介
天明茂[テンミョウシゲル]
公認会計士、宮城大学名誉教授。人間力大学校学長。1942年東京生まれ。64年に明治学院大学卒業。日本創造経営協会を経て90年に(有)天明マネジメントサービスを設立し、代表を務める。97年より宮城大学事業構想学部教授。2013年より、事業構想大学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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