出版社内容情報
これからの事業開発に必須の思考と具体的手法を「未来洞察」のプロが伝授!
10~15年後の未来は現在の延長線上とは限らない。起こるかどうかわからない不確実な変化を「洞察」し、事業開発にいかす技術が求められる。日本総合研究所の未来デザイン・ラボによる、新しいビジネステキスト。
【著者紹介】
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内容説明
15年先の変化を可視化する技術。インサイド・アウト発想、アウトサイド・イン発想、アブダクション(強制発想)、顧客・企業価値視点…これからのビジネスに必要な基本思考から具体的手法まで徹底解説。「未来洞察」に取り組む企業事例収録!
目次
1 未来洞察とは何か(これからの企業は未来洞察が必要になる;未来洞察で機会領域を見出し、未来デザインに繋げる ほか)
2 「不確実な未来」をどう洞察するか(誰とどう進めるか―共創ワークショップ;インサイド・アウト発想とは ほか)
3 日本企業は「不確実な未来」とどう向き合っているか(ICTとデザインを掛け合わせる―NTTグループのケース;未来を考え続ける者同士でヨコに繋がる―大和ハウス工業のケース ほか)
4 非連続な事業機会の見出し方(移動の未来;ヘルスケアの未来 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiyu
6
読み終えて、マンダラチャート的な発想法が思い浮かんだ。そのためにも、違う感覚を収集する必要性を強く感じる。それはそうと後半の事例を読み返してこんなに感覚が異なるというのも不思議。相当自身の中で不安があるのだろうな。面白いというより、感銘した。2018/01/02
人工知能
5
タメになりそう。インサイドアウト発想と各種統計などで現在の延長にある未来を予測し、次にアウトサイドイン発送とスキャニングで現在の延長上にはなく不確実性を伴う未来を探る。この2つをマトリックス的につなぐことで強制発想し、そこから機会領域を可視化していくことで、イノベーションや新規事業を創出していく。面白かったのはスキャニングで、実現性がかなり低そうだけどもし実現すればインパクト大なことをある意味無作為に集めていくと、トレンドが見えてくるというところ。そこから出てくる非線形な未来の実例がぶっとんでて楽しい。2017/05/06
あっきー
2
不確実性が高い社会を成長機会として捉え、備えることは最早必須なのだと感じる。この姿勢はビジネスだけではなく、人生100年時代を迎える個人のライフプランにもとても重要な事だと感じる。小さい頃から体に染み付いている高度成長時代の社会感、マインドセットを大きく変えないと新時代を楽しむことはできないのだと、危機感を感じる。2019/06/15
Sean
2
後半の事例集を見るだけでも、簡単に勉強になる。研究者は産業/社会インパクトを考えながら技術ロードマップを引くのが大事。企業にいる人向けの書籍で、部局横断的にWSすることを進めているのが難点。弱小研究室に所属しているのでこういうWS出来ない...2017/12/29
yyhhyy
1
スキャニングなど前半の情報収集テクニックが参考になる。後発はifの例ページ2018/12/01