関東軍とは何だったのか―満州支配の実像

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関東軍とは何だったのか―満州支配の実像

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784046011305
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0022

出版社内容情報

関東軍の実態は、単なる軍団ではなく、その出発当初から政治や外交に深く関与し、本国の指針とは別に独自の判断で、満洲を運営していた政治軍団であった。彼らの特殊性と暴走を許した謎に迫る。

【著者紹介】
1943年東京生まれ。早稲田大学アジア太平洋研究センター教授。専攻は、日本近現代経済史、アジア経済論。著書に『「大東亜共栄圏」の形成と崩壊』『「日本株式会社」を創った男‐‐宮崎正義の生涯』『満鉄‐‐「知の集団」の誕生と死』『戦後アジアと日本企業』など。

内容説明

あの15年に及んだ戦争は、関東軍の暴走に始まっている。彼らは、なぜ独断で戦端を開き、満洲を占領したのか。内閣の意に反して、なぜそのようなことが可能だったのか。実は、関東軍は生まれ落ちたその日から戦争というよりは外交、軍事というよりは政治に多くのエネルギーを割く集団であった。関東軍の誕生から崩壊、そして敗戦後のシベリア抑留までの歴史をたどることで、この特殊な組織が持っていた意味をもう一度考えてみることとしたい。

目次

関東軍とは何だったのか
日露戦争と戦後処理問題
関東軍の誕生
満洲事変・満洲国と関東軍
満洲国の再編と関東軍
国境紛争の多発化
ノモンハン事件と関東軍
ホロンバイル平原を行く
「関特演」とその後の関東軍
関東軍壊滅
敗戦とシベリア抑留
政治集団と化した関東軍

著者等紹介

小林英夫[コバヤシヒデオ]
1943年東京生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。早稲田大学名誉教授。東アジアの経済論、植民地経済史、特に満洲研究を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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