出版社内容情報
男たるもの正社員として働き、結婚して、子どもをもち、さらにはイクメンになることが求められており、男性の役割・プレッシャーが大きくなっている。男性学という今注目分野でトップを走る著者が現実を切っていく。
内容説明
かつて男性の人生は「卒業→就職→結婚→定年」という一本道を通るもので、この道を歩けること自体が一種のステータスにもなっていた。しかし「普通」と思っていた人生を実現できない男性が増えている。ここに多くの男性が「生きづらい」と感じる根本的な原因がある。本書は男性が抱える問題や悩みを研究する「男性学」の専門家が、「生きづらさ」の実態と生きやすくなるためのアイディアを解説する。
目次
第1章 男性はなぜ問題を抱えてしまうのか(競争を宿命づけられて;競争の果てに残ったもの ほか)
第2章 仕事がつらい(男性は不幸なのか;高すぎる男性の自殺率 ほか)
第3章 結婚がつらい(人は冷静に判断して恋に落ちる;恋愛が若者の義務になっている ほか)
第4章 価値観の違いがつらい(激減している暴走族;「昔はワルかった」といってしまうおじさんたちへ ほか)
第5章 これからの時代をどう生きるか(立ち止まる勇気が必要だ;人との比較を止める ほか)
著者等紹介
田中俊之[タナカトシユキ]
武蔵大学社会学部助教。1975年生まれ。武蔵大学人文学部社会学科卒業、同大学大学院博士課程単位取得退学。博士(社会学)。学習院大学「身体表彰文化学」プロジェクトPD研究員、武蔵大学・学習院大学・東京女子大学等非常勤講師を経て、2013年より武蔵大学社会学部助教。社会学・男性学・キャリア教育論を主な研究分野とする。2014年度武蔵大学学生授業アンケートによる授業評価ナンバー1教員。男性学の視点から男性の生き方の見直しをすすめ、多様な生き方を可能にする社会を提言する論客としてメディアでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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