内容説明
若き日の文子と玄瑞の出会いと別離を鮮やかに描いた幻の名著が、いま甦る―大河ドラマの主人公・文子の生涯。
著者等紹介
田郷虎雄[タゴウトラオ]
明治34年(1901)長崎県平戸町に生まれる。昭和2年(1927)母・妻・二児とともに上京。昭和6年(1931)第4回改造懸賞創作に『印度』が二等入選。以後、劇作家・少女小説作家・児童劇作家として活躍。昭和25年(1950)病没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しおり
12
大河ドラマで有名になった吉田松陰の妹にして久坂玄瑞の妻となった文子の話、というよりは久坂の方がクローズアップされてたなあ。そういう意味では、久坂玄瑞の人となりがよく分かった。 幕末物の血生臭さが感じられるところもあったが、その中においても杉家の暖かい雰囲気が折々にあり救われる。文子の穏やかさは杉家であったからこそ育まれたものであろう。ドラマでみた文の強さ、みたいなものは こちらではあまり感じられなかった。2017/07/31
たまご
10
来年の大河の予習. とゆーより,松陰先生に文子という妹がいたのは知ってましたが,久坂の妻だったんだ…. 文子と縁談が持ち上がって逃げた桂小五郎,それが志士への道のはじまり,みたいな笑い話くらいしか知らなかったですよ…. えと,松陰先生とか久坂とか晋作とか,時勢に配慮して(戦時中で国威発揚を妨げちゃいけない?),みんな美しめな雰囲気で書かれてます.でも目が細いのは直しようがないんだな,松陰先生….2014/12/07
Book Lover Mr.Garakuta
7
図書館本:速読。当時の事が少しわかり面白かったです。特に長州のことなど。2019/02/10
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