中経の文庫
人生が変わる哲学の教室

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  • サイズ 文庫判/ページ数 319p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784046008978
  • NDC分類 100
  • Cコード C0110

出版社内容情報

著名な哲学者の考え方を知りたい、悩みを解決して元気になりたい、思考をスッキリ整理したい……。そんな人たちのために、プラトンやニーチェなど古今の哲学者たちが哲学講義をしてくれる、対話形式の哲学入門書。

内容説明

深夜の高校に集まった5人の男女。彼らの前に現れたのは、誰もが知る歴史上の哲学者たちだった―。プラトン、ニーチェ、フーコー、ロールズたち14人の哲学者が、仕事、恋愛、欲望、幸福など、さまざまな悩みを解決する授業を開講!「どうして他人が気になるのか?」「なぜ働かないといけないのか?」「死の不安を払拭するための二つの方法って?」。深くてわかりやすい哲学ノベル。

目次

「生きることと死ぬこと」についてハイデガー先生の授業「どうせ死ぬのになんで生きるの?」
「夢」についてヘーゲル先生の授業「夢や理想を追いかけるのに疲れました」
「理性と欲望」についてカント先生の授業「性欲がヤバいくらいあるんだけど病気?」
「悩み」についてメルロ=ポンティ先生の授業「何に対してもやる気が起きない…悩みだらけ」
「自分と他人」についてレヴィナス先生の授業「自分って何だろう?他人の目が気になる…」
「仕事について」アーレント先生の授業「好きな仕事がみつからないときはどうすればいいの?」
「正義」についてロールズ先生の授業「法律が正しいって誰が決めたの?アメリカは正しいの?」
「恋愛」についてプラトン先生の授業「恋愛できない…どうしても結婚しないとダメ?」
「幸せ」についてアラン先生の授業「幸せな人を見ると腹が立つ!いつも僕だけ不幸なんですけど」
「権力」についてフーコー先生の授業「先生も警察もマスコミも、権力ってほんとムカつく!」
経済と貧困についてマルクス先生の授業「お金儲けは悪いこと?」
「自由」についてサルトル先生の授業「自由になりたいのに、自由にしろと言われると困る」
「人生」についてニーチェ先生の授業「いったい人生って何なんだろう?」
「哲学」について小川先生の授業 あとがきにかえて「哲学にたどりつけばもう大丈夫なのか?」

著者等紹介

小川仁志[オガワヒトシ]
哲学者(専門は公共哲学および政治哲学)、徳山工業高等専門学校准教授。1970年京都府生まれ、京都大学法学部卒業。伊藤忠商事入社。台湾の民主化運動に啓発され、同社を退社。その後、4年半のフリーター生活を経て名古屋市役所に入庁する。市役所に勤務しながら名古屋市立大学大学院博士後期課程修了、博士(人間文化)取得。2007年から現職につき、商店街で「哲学カフェ」を主宰。2011年には米プリンストン大学客員研究員も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月讀命

64
真夜中に高等学校の教室で、人とは何か、人生とは何か、人間のあるべき姿、人間の本質を講義してくれる。それも、名だたる哲学者13人が、である。ヘーゲル先生の夢について、カント先生の理性と欲望について、プラトン先生の恋愛について、ほか、アラン、フーコー、マルクス、サルトル、ニーチェ・・・・と、名だたる哲学者先生がタイムマシンにのって1時間ずつ、現代の日本人に人の生き方を授業してくれる。すごい企画であり、眠くても参加したいのはやまやまであるが、もしあったとしたら、授業料高そうで無理。・・・・本を読めば650円か。2015/04/07

Eee

37
ハイデガーやヘーゲル、アーレント、ニーチェなど計12名の哲学者を先生として、講演を聞いているような構成でした。とても読みやすく、哲学書の入門書として読んでみてもいいと思います。人生や夢、仕事に正義と大きな話をしているようで、とても身近な問題について書かれています。これを機に哲学を学ぶのもいいかもしれません。2016/08/18

ふ~@豆板醤

31
3。数年ぶりの再読。テーマ別に哲学者を招いて講義を受けるスタイルの゙哲学ノベル゙。哲学に興味はあるけど誰がどんな事を考えたかはまだまだ曖昧なので、本書のように哲学者それぞれの紹介もしてくれるのは助かる。「よく遊び、よく学べ」「自分の心をつねってみる」「うまくいったから嬉しいのではなく、自分が嬉しいからうまくいったのだ(アラン)」2017/04/20

KAKAPO

29
月讀命さんのご感想・レビューを拝読して、是非、読みたい!と思った本。小川先生が名だたる哲学者の視点を借りて、現代の問題について哲学的な考察を語っている。最終的には「強く生きていけるかどうかは、人生に意味なんてないっていうことを潔く認めたうえでそれでもなお、よしもう一度と思えるかにかかっている」とまとめている。小川先生の到達点を示してはいるが、その境地には自分の頭を働かせて到達することが大事であり、そうすることで、よりよく生きるために必要な心の平静、満足が得られると示唆している。さあ私も自分の頭で考えよう!2015/06/04

Yuririn_Monroe

24
やっぱ哲学って良いなあ。物語形式なのが面白い。読んだ後は生きることに対しての意識が変わった感じ。そもそも理想とか存在ってものを何も考えず一旦リセットすることで、胸のつっかえが取れたというか。自分と同じ地点にいるライバルと張り合うことで成長した自分に会える、愛はそれぞれ偉大なる3つに分類でき、愛することを辞めないでというメッセージ、届きました。再読本に認定しました♪2015/10/12

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