内容説明
足りないのは「雑談力」！すべては英語で「伝えたいこと」を明確にするところからはじまる。「流暢さ」を捨てて、「中身」で勝負しろ。
目次
１ 「日本人の英語」の俗説（俗説・グローバル化で、すべての日本人に英語習得は必須である―真相・本当に英語が必要なのは、人口の１割弱；俗説・日本人は英語が不得意である―真相・言葉はコミュニケーションのツール。得意も不得意もない ほか）
２ 「英語勉強法」の俗説（俗説・英語は「勉強」である―真相・英語は「使うもの」である；俗説・ネイティブは１００語で話している―真相・基本の２０００語をマスターせよ ほか）
３ 「英語ツール」の俗説（俗説・「英字新聞＆雑誌」で読む力が鍛えられる―真相・自分のレベルに合ったものでなければ、苦痛になるだけ；俗説・「ニュース」は、優れたリスニング教材である―真相・チンプンカンプンのまま聞いても、身にはならない ほか）
４ 「使える英語」の俗説（俗説・目指すゴールは、流暢に話せること―真相・流暢さよりも、「中身」を重視せよ；俗説・英語力がないから話せない―真相・英語力があっても、日本語での知識が不足していると話せない ほか）
著者等紹介
バーダマン，ジェームス・Ｍ．［バーダマン，ジェームスＭ．］ ［Ｖａｒｄａｍａｎ，Ｊａｍｅｓ Ｍ．］
１９４７年、アメリカ合衆国テネシー州生まれ。ハワイ大学大学院修士課程修了（アジア研究）。現在、早稲田大学文化構想学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
73
電子書籍の購入は、hontoにて行っているのだが、タイトルで買った本。結果、結構良い本だな、と思った。今年は、少し英語勉強を復活させようと思っているなかで、参考になる。まずは目的絞り勉強する。イタズラなネイティヴ教師信仰はおかしい。最近、東南アジア出身の非ネイティヴ教師がいるが、彼等の簡潔な英語は安価で良い、等。頭に置いておこう。因みに、聞き流しは全く意味ないと断じる。2017/01/14
こなつ
20
英語はコミュニケーションのツールであって、会話の中身が重要。簡単な単語でも中身のある話をまずは今は出来る。一歩先へ進むためにもう一度しっかり英語を身につけるのにどうするかの方法を教えてもらえたと思う。なかなか良い本。2017/03/04
カッパ
9
なるほど。日本語と英語は大きく違うのだとわかった。私は英語が苦手になり時間を積み上げてこなかったのでできないんだと当たり前でシンプルな結論にいきついた。これはこまった。マイフレーズ集を作ってみようとおもぇたり。結局は繰り返しをしていくほうがいいのではないかと感じました。2019/02/21
読書実践家
8
英語はそう簡単ではないこと。日常会話のレベルであれば、そう難しくはないこと。そして、英語は話す内容を持っているかが重要であり、ただ話せるだけではあまり意味がない。外国人は日本人が興味深い話をしてくれることに期待しているのだから。2016/02/21
こうじ
6
これは、なかなか良い本だと思いました。そもそも、なんで英語を勉強するのか？ 英語を勉強しなくてはいけない人は、そんなに多くないはずだ、としたうえで、勉強するにしても、どの程度のレベルを目指すのかイメージや目的をなるべく明確にした方が良いとする。日本人は会話と違って英語の読み書きは、まぁまぁでにるたいう幻想を一刀両断したり、学校で6年間とかそれ以上勉強しているのに身につかないって嘆くけど、日本の学校の英語の授業なんで勉強しているうちに入らないから、別に落ち込まなくても良いと励ます(笑) 全体的な考え方に同意2016/03/20
