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内容説明
ついに明かされる『ラプラスの箱』の真実。バナージとミネバはそれを全世界に伝えようと決意し、フル・フロンタルはあくまで阻止しようと立ち塞がる。最後の対決の末に明らかになる「シャアの再来」の正体。そして『箱』を封殺せんと発射されたコロニーレーザーの業火を前に、バナージが取った命がけの行動とは―。人の善意と可能性、希望、清濁併せ呑んで引き続く未来。絶望の底に触れた今という時代にこそ輝く、ガンダムサーガ最新作。ここに堂々完結。
著者等紹介
福井晴敏[フクイハルトシ]
1968年、東京都墨田区生まれ。98年「Twelve Y.O.」で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。99年『亡国のイージス』では第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞を受賞。2002年『終戦のローレライ』では第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆゆゆ
4
GWにアニメ版を見てから一気に読破。アニメでは描きにくかったであろう登場人物の細やかな心理描写は小説ならではで、読んで良かったなと思います。ラプラスの箱の正体やフル・フロンタルの立ち回り、結末の「それで?」感は少しモヤモヤしましたが宇宙世紀の歴史の合間を埋め、プルシリーズなどのあやふやなまま投げ出された過去作品の中の設定を拾いあげているのは見事だと思いました。2015/06/20
かすくり
4
最終巻まで防眩フィルターが大活躍だった。あと、最終巻にありがちな精神世界系の話が多く、ハラハラドキドキ的な展開は少なめ。正直、ガンダムUCは中盤から終盤はとても面白かったが、最終巻は普通。とは言えフル・フロンタルの正体も箱の正体もわかったので、ある程度すっきりした。エピローグごのエピローグが欲しいところだ。2011/09/06
ブー
3
文庫本版の最終巻!いよいよ「ラプラスの箱」の正体が・・・確かに、とらえ方によっては、脅威であり、脅威ではない。人のとらえ方の問題だね。また、ガンダムのラストといえば、お約束の大型レーザー!今回も吠えてくれました。だた、サイコフレーム・・・なんでもアリだね。また、フルフロンタルの正体も・・・こちらは予想通りだった。そして、真のニュータイプ・・・人の”我”を超えた存在って。とにもかくにも怒涛の巻だった。この数年後「閃光のハサウェイ」に繋がっていくんだよな~。でも、人は結局変わらなかった・・・2011/06/02
_mogura19
3
考えていたとおり、というかしっかりと話にのせられて箱の中身は見事的中の流れ。ただ、なにも怒らない世界が怖いっていう件とか、最後のガンダムの件は考えさせられるところだった。とても面白い 作品でした。つーか感動した!2011/05/31
sg
2
長かった。おもしろかった。案外多い相違点がもろもろアニメの印象に引っ張られていたのでまた読んでよかった。/ 逆襲のシャアと閃光のハサウェイの間でかくも大きなロマンを謳いあげたなあと感嘆する。細かい辻褄の合わないところはいろいろあるにしても、なにはともあれおもしろかったのでよい。 書きたいことはたくさんあるけど書いているときりがないなあ。 なお一番好きなMSはリゼル(一般機)。次点クシャトリヤ。2021/05/26
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