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内容説明
銀河をひとつの知性によって支配しようともくろむグレイスの野望が、全人類とバジュラを戦いへと巻き込んだ。囚われのランカは悲しみに沈み、死を目前にしたシェリルは決意のステージに立つ。かけがえのない仲間を失ったアルトは、さまざまな思いを胸に最終決戦へと出撃するが―。人類を待つ未来は、そして彼らの恋のゆくえは?「マクロス」神話に新たなページを刻んだ大ヒットTVアニメーション完全ノベライズ、ここに堂々完結。
著者等紹介
小太刀右京[コダチウキョウ]
大阪府出身の29歳。作家兼ゲームライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柏葉
2
興奮冷めやらぬ。逸る気持ちを抑えて読むのが大変だった! ランカとシェリルの歌が、頭の中を流れて止まらない。特に、バシュラの中にいる時のランカの歌が、歌詞に合わせて頭の中にごく自然に流れてきて、その部分が終わるまで先に読み進められなかった。「ライオン」やシェリルの歌が本編とリンクして、鳥肌が止まらない。躍動の日々が生きている生身が、愛が、そこにある。少年と少女が大切なものを見つけた、いや、再発見した物語。これから先、どこへ行くのか分からないけれど、未来を、希望を、信じて、今、歌う。2012/09/30
ichi
2
【図書館】劇場版を機に読み始めたノベライズ版もこれで完結。十分すぎるほど楽しめた。小説は他のメディアと違い、聴覚にうったえることができない(※コミックも)。「歌」を主題の一つとするマクロスにとって、その魅力を十分に発揮することができない(※勝手に補ってるから関係ない?)。しかし、巧みな心理描写で人物像を浮き彫りにし、多彩なエピソードで壮大な世界観が演出されている。総合的に○だ。2010/02/23
電柱
2
マクロスプラスも見ているので、ルカとゴーストのくだりで感動した。それだけではなく、地球やマクロス7、エデンなど様々な所でシリーズのキャラが登場するのはファンとしては嬉しい限り。2009/03/15
なかがわみやこ
1
シェリルはあれで延命したの? テレビで観たのはバラバラに3話×5分くらいずつだけだったけど、こんなんかなー、と思ったとおりの話でした。意外性はないけど面白いのですごい。2010/10/03
縁
1
この小説のおかげで、アルト株大上昇です!結局彼の女性としての部分はどのような決着を迎えたのか、つつきまわしたい所もありますが、アニメよりスッキリ終わってくれました。ロボットの戦闘シーンと音楽は勿論アニメ。心理描写は小説版担当というところでしょうか。アニメよりも伏線を回収したり小ネタを沢山差し込んだりと充実した小説版でした。2009/09/27