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内容説明
「流れ星を止めるの!けっていよ!」と、ハイテンションのリンネに宣言された夏の朝。200万字の活字を読むことで、1秒だけ時を止められる“時載り”といえども、宇宙空間までその力は届く―のかな?ほかにも公園の使用権を巡り、チアリーダー姿でフットサル大会に出場したり、僕の無口な妹が言葉の力を制限なく使える“凪の日”という大イベントもあったりと、リンネと僕の夏は終わりを知らない―絶好調シリーズ第4弾。
著者等紹介
清野静[セイノセイ]
北海道在住。第11回スニーカー大賞にて『時載りリンネの冒険』で奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
19
4編の作品からなる短編集。流れ星を止めるの!と言い出したり、フットサル大会に出場したり、Gの日常に迫ったりと『わくわくの種』を見つけては大はしゃぎする(そして毎度オチが付く)リンネの姿には、読んでるこちらも笑顔になるね。「うえーだわ」「やな子ね!」など、いつものおしゃまな女の子っぽい発言も微笑ましくて好きです。4編の中でもGの過去や「凪の日」に焦点を当てたエピソードにジーンとします。さて、今回語られたGの経歴からすると、17歳というのがちょっと信じられなくなる。まさか「17歳教」の信者だったりして(笑)。2023/08/30
鑑真@本の虫
2
日常短編集。 シリーズファンにはたまらないラインナップになっており、Gが司書をしている理由や、時砕きになった後の日常、凪の日など、盛りだくさん。 個人的に、凪が好きなので、最後に収録されていた物語は、楽しめた。2013/11/05
ドコまでも羊
1
短編集いいね。この世界観で短編を沢山書いたほうが良かったかもしれない。二巻の段階でうーんもう読まなくても。。。っとほんのり思ってしまったが読んでよかった。最終巻もちゃんと読もう。2013/02/07
dousite_K
1
短編集。特にこれといった事件の起きないお話で、むしろこういう話のほうがリンネの作風にあってるなぁと感じた。Gや凪にスポットが当たった話があったのも良かった。こんど遊佐メインの話も読んでみたい。2011/02/08
アルトゥール
1
どの短編も面白かったが、『凪、凪、夕凪』が特に好きだ。リンネが出てこないだけでがらりと雰囲気が変わり、文学的に感じた。国語の問題集や入試問題に載ってそうなくらい。植物園のハルニレ、凪の日を上手く料理していた。お弁当が恥ずかしいとか分かる(笑)2010/08/25