内容説明
身のうちに病を飼い、未来を望まぬヤクザ「藤堂」、記憶を喪い、未来の鍵となる美少年「穂」、未来を手にせんとする男「沖」、沖と宿命で結ばれた異能の女「蛭雪」、未来を望まずにはいられぬ少年「誠」、誠と偶然で結ばれた異能の女「戊」―縁は結ばれ、賽は投げられた。世界は、未来は変わるのか?本屋大賞作家、冲方丁が若き日の情熱と才能をフル投入した、いまだかつてない異形のエンタテインメント。
著者等紹介
冲方丁[ウブカタトウ]
1977年岐阜県生まれ。幼少時より海外生活を経験し、96年早稲田大学入学。同年本作で第1回スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。ゲーム、映像、コミック、小説とメディアを横断した執筆活動を精力的に行う。2009年、初の時代小説『天地明察』を刊行、同書は第31回吉川英治文学新人賞、2010年本屋大賞、第7回北東文芸賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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