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内容説明
甦った魔神と人間との戦いは、大詰めを迎えつつあった。モス連合騎士団と“百の勇者”によって、魔神はその生まれ出た地スカードに追いつめられたのだ。だが、ロードスの力を一つにできたはずのナシェルは逝き、魔神王を倒す希望は、七人に委ねられる―聖騎士ファーン、戦士ベルド、鉄の王フレーベ、司祭ニース、魔術師ウォート、謎の魔法戦士、そして聖女フラウス。彼らはロードス存亡をかけた戦いに向かっていった!伝説完結。
著者等紹介
水野良[ミズノリョウ]
作家。1963年、大阪府生まれ。立命館大学法学部卒。大学在学中より、ファンタジー世界、そしてあらゆるゲームに没頭し、各誌においてゲーム紹介などの執筆を始める。1988年『ロードス島戦記灰色の魔女』でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちび\\\\٩( 'ω' )و ////
21
蘇った魔神と人間との戦いは、ナシェル率いる勇者隊の活躍によって魔神を追い詰めつつあった。ロードスをひとつにできた筈のナシェルは逝き、魔神王を倒す希望は彼等七人に委ねられる。しかし魔神王の圧倒的な強さに劣勢となり、最強の戦士ベルドの自らの生命を賭けた玉砕策戦に、愛する至高神の聖女フラウスが飛び出し、、。「最も深き迷宮」後にそう呼ばれるこの場所が、ロードスの伝説の物語となる。伝説から神話へ。そして伝説から戦記へ。物語は終わらない。「呪いの島」と呼ばれるこの島の呪いが解かれるまでは、、。ーロードス島伝説 完結ー2018/11/28
Tetchy
15
本編のロードス島戦記とは打って変わって、ペシミズムが全体を覆っているかのようだ。魔神王を倒した六英雄たちのその後に輝かしい未来はなく、隠棲を遂げる者や再び合い見え、討ち死にする者、自らを犠牲にする者、各登場人物全てに諦観が漂う。事を成し終えた後に何が残る?常にその疑問を孕んで生きていくのだ。ともあれ、とうとう終わってしまった。出来ればもう少し彼ら・彼女らの道程が明るいものであれば良かったというのが正直な感想だ。2009/07/10
じお
10
★★★☆☆ 死者が蔓延っていたスカードを解放した百の勇者たち、そこで幻影の魔神王からメッセージを告げられる、全ての決着をつけるため最も深き迷宮に勇者たちは行くのだった、王道ファンタジー外伝第5巻。面白かったです、ナシェルが主役降板してしまったのでフラウスが主人公らしいんですが、正直あんまり、狂信さに女が入ってすごいたちの悪いキャラになっているような、魔神王斬ったのがファーンだったら逆だったかもしれねぇ…と思ったり、戦記とは違った派手さが楽しいシリーズでした、でもやっぱディードがいないと(えー)2024/01/21
645TJC
9
シリーズ四作目から四年半を経て出版されており、間が開いたためか、初版当時に読んだ記憶はない。 夢中になり一気読みで読了。 2018/02/16
ぼん
7
最も深き迷宮のエピソードがメインのフラウスの外伝。 聖女にしては感情に振り回されているようにみえるフラウスだが、同じ聖女のニースより人間味があって見ていて楽しい。 親しい友人にはなりたくないけど。 2020/09/28