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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
48
スパークが国政により携わっていく新シリーズ第3弾。 このシリーズは基本スパークが公王の立場なので、マーモを離れることがない。 だから旅をする過程というのがスッポリ抜け落ちている段階なので、冒険ものとしては前のシリーズより物足りない。 作者も後書きで書いているが恋愛小説のようになっている。 ニースとリーフとスパークの三角関係が描かれるが、どう見ても結論は決まっている。 フォースやシーリスなど懐かしい顔が出てくるし、セシルの件は確かに似てるなと。2021/11/03
まりも
28
邪神戦争後のロードス島を舞台にした物語の4冊目。邪竜ナースがマーモ公国を襲来する話。相手側が強いのか弱いのかイマイチよく分からんせいか知らんけど、何か盛り上がりに欠けた感じがしました。結構連戦に次ぐ連戦してるのに、一つ一つのエピソードが薄いんだよなぁ。これもっとページ数割いて消化させた方がキャラの魅力もより引き出せていたんじゃないかと思います。無印ロードスと違って、ダイジェスト版感がハンパない。とりあえず次巻に期待かな。2016/05/04
しーふぉ
16
邪竜と呼ばれる割には意外と良い竜っぽい。戦闘が軽い気がする。2017/11/10
Tetchy
10
新しいキャラは元より懐かしい面々が頻出してさながら同窓会めいている。つまり、物語の骨格がしっかりしているということだ。当初から設定されていた竜熱を効果的に活用し、マーモ公王スパークの試練と仕上げているのは評価に値する。最後までとことん付き合っていこう。2009/05/24
じお
8
★★★☆☆ 再読。原因不明だった熱病の正体が不治の病竜熱だったと判明し、その原因に邪龍ナースが関係しているのではないかと考えるスパーク達、そんな中支配されたナースが攻撃を仕掛けてくる、一瞬焦った冒険ファンタジー新シリーズ第3巻。まずまず、今作は冒険譚ではなく国をめぐる話なので、ある種戦記というタイトルには近くなったかもしれないが、陰鬱なマーモばかり冒険するのところや、一難去ってまた一難と受難が続く点、人間関係も何か湿ってくるしで、全体的に前シリーズと比べて爽やかさが足りないのがネック2024/01/23