角川文庫 聖エルザクルセイダーズ集結！

松枝 蔵人【著】

角川書店（1988/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 242p／高さ 15X11cm
• 商品コード 9784044603014
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

冬のパリ、ひとりセーヌ川を見おろして想いにふける少女織倉美保。そこに届いたのは両親の事故死を告げる悲報だった。美保は母の奇妙な遺言にみちびかれるまま、単身帰国し『聖エルザ学園』に入学する。だが、そこで彼女を待ちうけていたのものは…。学園を狙う正体不明の『敵』の暗躍、謎の猫目少女の出現、美保と同じ五角形のペンダントを持つ仲間との出会い！伝統と格式を誇る名門校を舞台に息つく間もなく展開するストーリーと、読者への挑戦―。新感覚学園ミステリー第１部、ついに登場！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[莉玖]

古書店で4冊セットで発見。１０代の頃、貪るように読んだシリーズ。懐かしい。自分の黒歴史をみるようで、懐かしさと恥ずかしさが混じった不思議な感情。あと３冊あるよ。

2019/03/10

[kenitirokikuti]

ひさびさに読み返し。連載時に第5話から読んでいた。掲載誌は月刊コンプティーク。物語に超能力バトルは導入されておらず、チャンバラ止まり。何しろ、DQが発売された年の作品である。ヤング同士の会話で「RPGって何？」という会話が成り立つ時代▲当時の映画で許される程度のスケベ表現あり。制服フェチはまだないようだ。新体操のレオタード、美術教師がヌードを迫る、「カメラ・ボーイ」、など（イラスト上では乙島嬢の乳首が描かれてきたが、打ち身で失神したのを脱がして介抱するシーン）。まぁ、次巻でレイプ事件あるんだっけ？

2017/11/26

[てんぱい]

雑誌連載時に最後まで読めなかったので購入。全てが昭和だ。自分の事をあたいって今言う人はまずいないだろう。同作家さんのパンゲアがより好みかな。

2014/12/05

[Δコロン]

読了です！ 私がラノベというジャンルに手を出した初めての本です。当時コンプティークの連載を楽しみにしていました。 25年ぶりぐらいに読み返して見ると…未だに面白いｗ。 巧みな構成と、語り口の視点を切り替える手法。今見ても遜色無い面白さです。今の人に受け入れられるかは、判りませんけどね＾＾；。 ただ学生独特の初々しさと、女の子の感情の豊かさ。如何にも男が書いた理想の女性という今時のラノベよりも、漫画的なイラストではあるけど…よりリアルに見える本作です。 残念なのは次巻が手に入らない所、何とか読みたいです。

2014/04/04

[ゆっき]

私が高校生の時に読んだものです。ライトノベル黎明期を代表する作品で、よくスレイヤーズと共に並び称されるものです。今のライトノベルの原型のひとつと言えます。また、一人称で綴られている独特の文章も当時斬新でした。当時、コンプティークで連載しており、読者参加型のものでもありました。本当に懐かしい。