出版社内容情報
真のエンディングはここにーー。待望の短編集が登場!
ロクソンへ里帰りをすることになったレウリア。ジェラールとの仲を認めてもらおうとするが、ロラウドはとんでもない条件を提示して…!? 書き下ろし表題作他、短編を多数収録。2人の甘い甘い恋の結末が、ここに!
内容説明
「女から男が飾り紐を贈られたら、それは―夜、忍んでこいという合図だ」レウリアがジェラールに初めて贈った飾り紐を巡り、囁かれる愛の言葉とは―?(「真夜中の駆け引き」)。故国・ロクソンへ里帰りをしたレウリアとジェラールを待っていたのは兄・ロラウドの提示するとんでもない結婚の条件で―!?(「祝福の花嫁」)など書き下ろしを含む全6作品を収録した、運命のグランド・ラブロマン、待望の短編集。
著者等紹介
岐川新[キガワアラタ]
第6回角川ビーンズ小説大賞にて“奨励賞”受賞。2009年『赤き月の廻るころ―紅蓮の王子と囚われの花嫁』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュウ
4
サブキャラの視点で描かれている短編は面白く読めた。2017/03/05
しゃちおおかみ
4
最終的に「運命のグランド・ロマン」に戻ったワケだね(笑)、なにあの書き下ろし、おぞぞ。その行く末についてはばっさり捨てられた数々のエピソードは全て、グランド・ロマンのための小道具なってしまったのがすごい。このシリーズのおかげで「朱を散らす」「耳朶」「双眸」って言葉が苦手になりました・・・しばらくその単語見たくない。副作用キョーレツ。しかしレウリア一人モテモテって、どんだけ女性に不自由してるんだ、この世界は。そして殿下は、たんに早い者勝ちの粘り勝ちだったって気がする。2012/01/13
まりりんりん
3
「真夜中の駆け引き」「秘密の香りは甘く誘う」「共同戦線は恋敵と」「とある従者の気苦労」「精霊のおくりもの」「祝福の花嫁」短編6作。やっとシリーズすべて読み切ったよ。最初の頃はストーリーも面白かったし、イラストも気に入っていたんですが、だんだんと文章の癖が気になるになって、今作は読むのが苦痛でした。それにレウリアにもまったく感情移入出来なくて。ジェラールに照れ隠しなのか、反発する台詞が沢山出てくるんだけど、それが全て同じ調子の子供が癇癪を起こしている感じにしか思えなくて。2012/03/04
陸抗
2
短編集。時系列に並んでいるので、大体の時期が分かりやすかった。レウリアが剣も扱える設定、いつのまにか無くなってたような。2016/10/25
春菜
2
短編集。基本的に甘い。あと目もと描写が多すぎ?目眇める、青滋の双眸がとか…まぁレウリアもジェラールも良かったね。個人的にはレアムとグレイグとかサブキャラの回の方が好き2014/10/11