内容説明
「俺とお前は今日から敵同士だ。殺し合おうぜ」終戦後、久々にランセからの誘いを受けたロディア。待ち合わせ場所へ向かったロディアが見た光景は、海賊船を率いるランセの姿だった!!「―俺にさらわれるか?」と囁くランセをきっぱりと退ける。そして海軍軍人として自らの手で必ずランセを捕まえる決意をしたロディアは、マディス王国初の女性艦長となり、再びレーン号に乗船する決意をするのだが!?波乱の新章スタート。
著者等紹介
栗原ちひろ[クリハラチヒロ]
第3回角川ビーンズ小説大賞にて“優秀賞”受賞。2005年「オペラ・エテルニタ 世界は永遠を歌う」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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秋製
16
マディス王国は、仇敵アルファルに勝利し租の余韻に包まれていた。ロディアは功績を認められ、国王の剣と評され末端とはいえ貴族となっていた。半年振りにあったランセは海賊に転身するという。彼女は研究所に幽閉されていたかつての仲間を取り戻し、レーン号の艦長としてランセを追う側に回る。ランセのかく乱をかいくぐり再び相まみえる二人。彼女が睨んだ通り、ランセは密命を帯びており二人力を合わせ使命を果たす。しかしランセは、ロディアを操作された情報により逆恨みしたサクルにより海賊としてジュレマイヤに囚われてしまう。2013/03/04
さなだ
10
友人 男前ロディアさんにきゅん(笑)意味深ランセにもドキドキ(*^.^*)アルデアすきー!レーン号のみんな大好き!ルーナ・ノアのドレス姿を挿し絵で拝みたかった(>_<*)2011/08/06
水無月@更新停滞気味
10
超 展 開。ランセ…!最初の国王を交えての場面が好きすぎる。国王が好きになったよ(笑)。もっと二人を押してやってー。なんだかんだでこの二人は息ぴったりで夫婦みたいですね。ランセの心情が出てくるところはほんとご馳走様です。ラストあたり普通にイチャついてたし。その前もロディアが乗組員全員の前で「好き」って言ってたし。「黙って私についてこい!」貴女が言っちゃうんだ(爆笑)。アルデアも本格的にロディアに落とされているようだし、これからどんなあて馬に(酷)なってくれるのか。でも最後はみんな幸せになってくれるといい。2011/04/29
momo@高校生になりました。
8
今回も面白かった! レーン号の新艦長として頑張るロディアが凛々しくて……口説かれたい(笑) サクル好きだったのにな。ランセとロディアの関係がもう非常に危うくて、もう引くなランセ! いってしまえ! 攫ってしまえ! と思いました。幸せになってください、二人で。キニスとルーナ・ノアの関係も気になる。アルデア株が前回から急上昇。カロルは安定の不憫さ。とにかく面白い! 次で完結なんて寂しい。でも早く読みたい!2012/06/09
U
8
うーわーもうすごい好きだなぁ!綺麗で、汚くて、踏み散らされた薔薇に泥水が被ったような世界で、それでも愛おしい。そのような。あとランセが無駄に恰好良いよ素敵! でもアルデアさんがもう本当らぶいです。アルデア好きだー。そして国王様のキャラが楽し過ぎる。2011/05/15