内容説明
「俺様が嫌いなのか?」聖都マギに向かって旅を続けるエメラルドは、野性的なラグナから寄せられる熱い視線に、心とまどう日々。そんな中彼女は、新たなウィザード候補のコウと、その恋人マリンと仲良くなるが、仲間のウォレスを待ち受けるある残酷な運命を知らされ、激しく動揺する。「愛してると言ったら、ぼくから離れてくれるの?」ウィザードになることをかたくなに拒絶するウォレスに隠された秘密とは!?激情の第4巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりもん
12
ハルベルトへの失恋を未だに引きずっている部分もある上に、ラグナの気持ちに気づいてしまったり、更にウォレスが告白してきたうえにキスしたりと急にラブ部分急上昇。今回は邪教対策委員会に捕まったり、あのラド・アンスールに捕まったりして大変な目にあったエメラルド。最後にはカルロス達に捕まった状態で終わっている。ウォレスがトトに鎌をかけた言葉も気になる。2014/01/13
もも
5
ウィザード候補の末路を知ったエメラルドがウォレスの部屋に怒鳴り込んでからのやりとりが好きです。仲間の欲しかったエメラルドが、ハルベルトとも、トトともラグナとも違う枠に入れていたただひとりの男、嫌う感情に縋り付きながらも宝石では無いエメラルドを消せないウォレス。エメラルドはやっぱり残酷だと思うけれど、どこまでも真っ直ぐで、眩しくて、極々たまぁに可愛いから目を反らせないんだろうな。旅の大きな曲がり角に面してしまった一行が寂しい。2015/10/08
かや
4
恋心に悩むエメラルド。ハルベルトへの想いとラグナから向けられる想い。これはぐるぐるになるなぁ。そしてついにウォレスは自分の気持ちに気づく。普段飄々としてたから悩むウォレスは中々新鮮。きっかけになったエメリイの言葉には凄くぐっときた。ウォレスじゃないけどエメリイに惚れそうです。ウィザードの≪宝石≫じゃなくて自分の『宝石』を見つけたコウとウォレスの対比はおもしろかった。限られた月日かもしれないけどマリンとお幸せに。波乱の途中で次巻へ。旅の終わりが見えてきて寂しいけど、どうか今はエメリイが無事でありますように。2014/12/22
ゆみこ
3
3巻目がそろってないんだけど、待ちきれなくて読んだしまった…。 ウォレスにびっくり。でもこんなウォレスも好きです。続き読みたいっっ!!!2012/08/19
イヌリン
2
やっぱりという感じですが面白くなってきました2013/07/12