内容説明
“聖櫃”の“鍵”となった、ヴァンパイアの少女ツキシロ。“悪魔”の契約者たちは、じょじょにツキシロの孤立化をはかっていく。さらに、イブリスの半身である謎めいた“天使”も、ついに行動を開始し―。「“聖櫃”を閉じる…たとえわたしが、死滅することになっても―」“聖なる下僕”としての覚悟を決めたツキシロに、主人のギブ神父が出した答えとは…!?スカーレット・クロスセカンド・シーズン、驚愕の急展開―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅羽
4
再読。ギブ神父がようやくツキシロに対して好意を示すような気配を漂わせてはいるのですが、どう考えても悲しい方向へしか向いていないようで切ない。後、ツキシロの初めての喫煙が可愛かったです(笑)2015/02/03
紅羽
4
うぅっ、重いな…。主人の役に立ちたいと願えば願う程、それは自らを苦しめる楔になっていく。この光が見えない暗闇に、突破口はあるのでしょうか。2014/07/26
まりもん
2
ビル師匠がず~っと出っぱなしになってきたのが良かった。 オウカを登場させたのも良かった。彼女の存在がぐっと話を盛り上げている。今回も後半から登場したにもかかわらず注目度をギブよりも多く持っていったし、重要なことをするはめになったし。2010/08/29
紫鈴
1
主役の2人もですが、登場人物がみな切なくて悲しくなります。元凶であるイブリスさえも・・・。魔物と人間の混血が増えているのだから、共存の道はないのでしょうか。最後のオウカさんとサクラのイラストが美しすぎる。☆42006/11/01
かや
1
ラブ度もシリアス度も上がってきたな。自分が死滅することになってもギブ神父の行動に従うと決めているツキシロが健気過ぎる!ギブ神父のを助けるために自分を犠牲にし過ぎだと思うけど、やっぱりそれほどギブ神父のことが大好きなんだろうな。ツキシロへの気持ちがまるわかりになってきたギブ神父はかわいく思えてきた。必死なギブ神父に、にやにやします。オウカとビル司祭のあの最後は凄く切なかった。切ないと言えばウォルターもだよなぁ。先が見えない展開で不安になりつつも、楽しみです。2014/10/27