叢書・ウニベルシタス
野蛮―科学主義の独裁と文化の危機

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784588002984
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1310

出版社内容情報

客観主義的「科学の知」と人間の生に根ざす「生の知」とを対比しつつ,今日支配的となった科学主義的イデオロギーがもたらした未曾有の野蛮=文化の破壊を告発。

内容説明

ガリレイ以来の客観主義的「科学の知」と人間の生に根差す「生の知」とを対比しつつ、今日支配的となった科学主義的イデオロギーがいかに人間と文化を脅かしているかを説く。豊かな感性と哲学的・現象学的研鑽の成果をもとに,科学時代の未曾有の野蛮を告発する

目次

未曾有のこと
第1章 文化と野蛮
第2章 芸術を基準にして裁かれた科学
第3章 科学の独善、すなわち技術
第4章 生の病
第5章 野蛮のイデオロギー
第6章 野蛮の諸実際
第7章 大学の破壊
アンダーグラウンド

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みみみんみみすてぃ

5
(最後まで読んでない) 現象学の、というかアンリの難しい書物。といってもアンリの中ではかなり簡単に読める部類ではなかろうか。問題意識が明確だからだ。つまり、科学や科学の精神が人間社会や世界にもたらしたことの内のデメリットについて、哲学という巨視的な観点から深い批判の目を向けるというものだ。図式自体は非常に単純だが、論の運びはとてもアンリらしく独特で迫力のある説得性がある。面白かった。2016/04/01

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