内容説明
ロンドンの“歓楽の都”レーンに住む美しき『宝石』の青年ショウは、ダドリーという純朴な大学生を保護する。彼は友人と殺人計画の密談を聞いてしまい、レーンに逃げ込んだのだという。その友人がレーンで死体で発見される。口封じのためか?街に殺し屋が侵入を?自分も殺されるのかと脅えるダドリーを、ショウは“友人”の医者レイと共に、自分の部屋に匿うことにするが―。友情以上恋愛未満なコンビが、危険な陰謀に挑む。
著者等紹介
駒崎優[コマザキユウ]
10月21日生まれ
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感想・レビュー
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チカチカ
3
再読。シリーズ2作目。命を狙われてレーンに逃げ込んだダドリーは金の城の住人・ショウに出会う。匿われているうちにショウに惹かれていくダドリー。「商売だから」無料でなくお金を稼ぐ方法を教えて買われるショウのやり方は徹底的で身を売る行為に対しての後ろめたさや隠微は全くない世界観が素晴らしい。事件はダドリーの遥か頭上で流れて終了。ビーンズ文庫なのでショウとレイは両想いにならないのが歯がゆい。2015/07/04
藻塩
1
表紙のセピア色はこっちだった笑。レーンに金の無い若い学生が入り込みショウ達は事件に巻き込まれて行きます。ショウとレイの関係は家族以上恋人未満であまり変化無し。こっちが無駄にやきもきさせられます。少しショウに家族について変化があったかもですが、穏やかに見えて闇は深そうです。2012/08/15
kumiko
0
うっかり厄介なものを拾ってしまったショウ。 一方学生ダドリーは命を狙われて、ショウ達レーンの住人にかくまわれることに。交わることのない世界のショウたちの世界に戸惑いながらも流されそうで流されないダドリーもすごいな。にしても、ショウやエマ・ヒューの三人の宝石たちの優雅そうに見える生活は一重に彼らが「高級」だからだろうか・・・。2012/10/24
punto
0
追記。2008/01/09
かむ
0
シリーズ全作読んでいるけれど、ちょっとこの巻は印象が薄い。そのくせドラマCD持ってるけど…。事件のインパクトも、メロドラマ部分も、次へのつなぎといった感じ。レイの影、薄いし…。ただ相変わらず暗躍している黒幕の動向は気になるし、メロドラマ部分の進展が全くないわけではないので、続きを読むつもりがあるのなら読んだ方がいいかな。2010/11/19