内容説明
時は平安。希代の陰陽師・安倍晴明の孫である昌浩は、陰陽寮の直丁として修行中の身。修行の一環として紅蓮の式を作ろうとしたところ、とんでもないものができあがってしまい!?(『出だしを思いめぐらせば』)、玉依姫をめぐる事件のあと、帝の娘・脩子とともに伊勢の斎宮にたどり着いた晴明と彰子。ところがそこにも大量の魔物たちがあらわれて…(『御厳の調べに舞い踊れ』)など計四作品を収録した大人気シリーズ待望の短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のほほん@灯れ松明の火
12
久々 明るめのお話しが多かった。雑鬼たちが活躍するとなんだか ほのぼのです。2010/07/07
☆キコ☆
11
順番に読んでいるつもりが何でか読んでいなかったので今更ながらに読了。前半の短編、特に昌浩が式作成に挑戦するお話など、初期を思いだす可愛らしいくてテンポのよい雰囲気が読んでいて楽しかった。メインの御厳の〜は神話についてが少し難しかったが、本編様ながらな戦闘シーンも読めて大満足。2020/09/17
梅みかん
9
昌浩達が都で奮闘してる間に伊勢でも大事件が起こっていたとは。 雑鬼たちは本当にいい働きをする。雑鬼たちのおかげで、彰子が自分の役割に少し自信をもてた。 そして、いいところをさらっていくあの人。こらからもたまに登場して欲しい。2019/07/19
みとん
7
初期の昌浩ともっくん、雅楽寮の楽師の家の天井で音をたてる巨大なヤツを退治る!?「笛の音に踊れ」。昌浩が苦手克服!紙で式を作ってみると紅蓮の姿になるはずが・・・?「出だしを思いめぐらせば」。無害な雑鬼たちのよくあるらしい日常。「笛の音に~」のヤツとかも登場。「なんてことなくありふれた日常」。これがメイン。玉依編で書かれなかった伊勢組のその後。なぜ斎王の体調が悪くなったのか、誰が雨を降らせたのか(御中主命は地神なので天候は・・・)、姫宮が呼ばれた理由は?などなど読みごたえあり。「御厳の調べに舞い踊れ」。2017/02/04
nono
6
少年陰陽師シリーズ短編集。ドラマCDに収録の物は随分昔感があり今ひとつ。タイトルの中編は読み応えあり、ただし玉依編の後日談なので少々遠い日々のような。やっぱり本編の方が楽しい、かな(^O^)2016/04/11
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