出版社内容情報
伝統あるマルヨシ百貨店に勤める美由起は、大食堂のマネージャーに就任した。しかし、長年愛されていた大食堂は時代の変化とともに廃れ、存続の危機に直面していた。その上、若社長が引き抜いてきた料理人の智子は、大食堂の味を片っ端から変えようとして……!? 古き良き大食堂の未来はいかに? 美味しい料理と懸命な奮闘が奇跡を起こす、お仕事グルメ小説!
内容説明
伝統あるマルヨシ百貨店に勤める美由起は、最上階にある大食堂のマネージャーに就任した。しかし、長年愛されていた大食堂は時代の変化とともに廃れ、存続の危機に直面していた。状況を改善するため社長が都会から連れてきたシェフの智子は、大食堂の昔ながらの味を否定し、現代風に変えようと試みる。美由起たち従業員はそんな智子に反発しながらも、思い出の詰まった大食堂が再び輝きを取り戻せるよう、少しずつ改革をはじめて―。美味しい料理と懸命な奮闘に勇気をもらえる、お仕事グルメ小説!
著者等紹介
坂井希久子[サカイキクコ]
1977年、和歌山県生まれ。2008年「虫のいどころ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。17年『ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや』で〓田郁賞、歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さてさて
169
存続の危機に直面していた『百貨店』の最上階にある『大食堂』を舞台にした”食”と”お仕事”が描かれていくこの作品。そこには、「居酒屋ぜんや」シリーズで証明済みの坂井希久子さんの絶妙な”食”の描写に裏打ちされた物語の姿を見ることができました。だれもが知るメジャーな”食”が描かれることの喜びを感じるこの作品。『大食堂』のそれぞれの持ち場を任される人たちの”お仕事”が描かれるこの作品。『んー!美味しい!』 美由紀が発するそんな言葉に、本を読んでいるだけなのに食欲が抑えられなくなってもしまう、素晴らしい作品でした。2025/05/11
Kazuko Ohta
48
幼少時はよく阪急百貨店大食堂に家族で行きました。今も昔も好きになるとそればかり食べてしまう私が当時好きだったのは、「小海老のコキーユ」と「子羊のパイ包み焼き」でした。前者はつまりグラタンだけど、子供心に「コキーユ」という響きが洒落て聞こえたのでしょう。後者が好きだった名残は何十年経った今もあり、パイ包み焼きと聞くと小躍りしたくなります。本作を読めばあの頃の情景を思い出す。右肩下がりの百貨店の食堂を盛り返すために奮闘する面々が凄くイイ。特に副料理長の中園くん、君の能天気に皆が救われている。ノスタルジー万歳。2026/02/10
ひより
40
存続の危機に直面している老舗デパートの大食堂の復活劇。 想像していたよりあっさりしていたけれど、後味のいいお話だった。 登場人物もいい人ばかりだし。 ぼんくら若社長と権田の奥様みたいな例外もいたけど。 デパートが大変な時代、みんなこんなふうにうまくいくといいのにね… この食堂が、権田リュウくんが大人になっても続いていますように♪2025/01/20
はな
34
さくさく読めて楽しかった!勧善懲悪な設定やみんなが協力して纏まっていき問題解決に向かうなど心沸き立ちました。老舗の食堂行きたくなります。まずは今夜は手作りナポリタンを食べます!2024/10/06
荒川叶
34
食堂って様々な工夫がされているなと感じる。 今の物価高でいかに美味しくそのままの値段で出せるか。また、食器や押しの色一つでお客さんの集客力が変わったりもする。昔ながらの味を大切にしながらも新しくリニューアルされていく大食堂は魅力的に感じる。2024/09/20
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