角川文庫 角川スニーカー文庫 血文字パズル―ミステリ・アンソロジー〈５〉

有栖川 有栖/太田 忠司/麻耶 雄嵩/若竹 七海【著】

角川書店（2003/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 231p／高さ 15cm
• 商品コード 9784044269067
• NDC分類 913.68
• Cコード C0193

内容説明

死者が遺した、奇妙な手がかりを読み解け！あの名コンビ火村と有栖が「叫び」人形の謎に挑む『砕けた叫び』。安楽椅子探偵・デュパン鮎子とその孫・奈緒が“風の町”の秘密を解く『八神翁の遺産』。希代の銘探偵・メルカトル鮎が“５秒で解決できる事件”に仕掛けたとっておきの趣向―『氷山の一角』。渚が誕生日に出会った青年と過ごす、キュートで残酷な夏休み『みたびのサマータイム』。あまりにも豪華な書き下ろしアンソロジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ひー坊]

アンソロジーは良いんだけど、既読の作品が含まれることがあるのが難点。今回の作家は全て個人的に当たりだった。

2022/02/21

[よしりん]

太田さんと若竹さんはよく読む作家さんだけど、有栖川さんはこういうアンソロジーで少し読んだことがある程度、摩耶さんは初めましてだった。読み慣れているからかもしれないけど太田さんさんと若竹さんのが面白かった。

2018/03/24

[yai]

ダイイングメッセージのアンソロ。タイトル『血文字』をキめてくるのは、まさかの麻耶さんだけ。毛色の違う4篇ですが、ベストは麻耶さんの『氷山の一角』―――とか云うと「ハイハイどうせそうだろうと思った」と誰彼問わず飛んできそうなので弁解。作家贔屓ではなく、この4篇実は前半2つがなかなか強引で厳しい……。ェ！そぉれはちょっと……と心の中でツっこんだ読者もダイブいるはず。そういう意味では出来としてオススメし難いアンソロなのが残念。ただ若竹さんのホロ苦い恋愛要素を楽しめた自分に驚き。フッまだそんな心が残っていたぜッ！

2020/01/11

[ナンシー]

メルカトルを読みたくて購入。ダイイングメッセージもの短編集だけど実際に血文字のダイイングメッセージを用いてるのは麻耶さんだけ(笑)しかもダイイングメッセージ自体は簡単で他のところに見所があるというー。面白かったです。

2017/05/18

[みぃすけ]

ダイイングメッセージの事件ばかりを集めた短編集。知ってる作家さんが多かったので安心して読めて、最後まで楽しめました。麻耶さんのメルカトルの人となりに初めて触れましたが、噂通り鬼畜でした(笑)でも嫌いじゃないです。

2015/12/23