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内容説明
久方ぶりに故郷へ帰った異種人類のベラフォードを、幼い頃に亡くなった母親の出身種族“南天極楽鳥”の使者が待っていた。誰にも知られていない里で、20年に一度の大祭に参加してもらいたいという怪しい申し出を受けたベラフォード。いぶかりながらも旅立った彼だったが、かの地で出会った想像を超える奇妙な事態に、ついには危険も顧みず、キャサリンたちの助けを求めることに!型破りのお嬢様が挑む、大冒険旅行の結末とは…。
著者等紹介
茅田砂胡[カヤタスナコ]
東京都生まれ。1992年『デルフィニアの姫将軍』(大陸書房)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
47
話の通じない権力者たちを完膚なきまでに叩き潰すシリーズの5作目。今作は、美しい鮮やかな羽をもつ“蜥蜴”のベラフォードにスポットが当たっておりました。舞台は彼の亡き母親の出身である“南天極楽鳥”という種族の、20年に1度の大祭。用心棒仲間3人と、破天荒なお嬢様キャサリンと一緒に、アナザーレイスの中でも特殊な位置にある部族世界にビックリしました。よくもまぁこんな珍妙な価値観を持った人たちばかりを考えつくよな・・・と、作者に対しては改めて(笑)彼らが叩き潰した勢力も広範囲になってきたので、分布図が欲しいですw2014/07/04
ひー坊
11
翼じゃなくて、肌に置き換えたら、まんまリアルな世界の話になるね。教育という名の洗脳がいかに恐ろしいか。当事者には分からないんだ。2020/01/06
紫鈴
11
前回はヴィンスが攫われたが、今回はベラ。お話でベラの母方の故郷、南天極楽鳥の、異種人種には珍しい宗教絡みの羽の多色で優劣をつける悪習がひどい。主上を敬うと言いながら最後はそれかい!とツッコミたくなる。ヴィンスは安定の破壊力です。序盤に出てきた賢者モーガン様が素敵です。☆42017/01/06
紅蓮
9
ベラフォードのお母さんの故郷が明らかに・・・なお話でしたが、なんとも失礼な人達が次から次へと出てきましたねーヽ( ´ー`)ノ フッ 羽の美しさを誇る「南天極楽鳥」の中でも異彩を放つ混血のベラフォードでしたが、その美しさが仇となってしまいました。それにしても話の通じないおバカさんはもちろん異種人類にもいるわけで、それが妄信的に迫ってくる姿はベラフォードでなくても鳥肌モノでした。オカマなのに女に迫られるなんて・・・(笑)今回もお約束通り神殿をぶっ潰して大団円(笑)ライガスさんたちの新しい生活も読みたいなぁ。2013/12/14
chiwa
9
面白い、5人とも口ではいいことを言わないけどみんな信頼していていいなぁと思った。私も一緒に活躍してみたい・・・。早く続き出してくれないかな!2010/09/08