出版社内容情報
心臓に重い病気をもつ千穂の、6歳から亡くなる13歳までのこころの軌跡を、家族や親友との関わりを通して描く物語。
内容説明
毎朝のように、女の子がベッドにすわって外をながめている。その子の名前は、赤木千穂。学校へいく子どもたちが三角広場に集まりはじめると、大きな瞳をかがやかせて身をのりだし、なにか話したそうにする。心臓の病気をもちながら、13年間明るく生きた少女の心の軌跡と成長を描く。
著者等紹介
菊地澄子[キクチスミコ]
広島県に生まれる。都立高校、養護学校、大学講師等40年間教職に従事し、読書教育に力を入れる。現在は「なごみ発達相談所」を開設し、発達相談活動を行っている。主な著書に『わたしのかあさん』(児童福祉文化賞)他多数。日本児童文学者協会会員、日本子どもの本研究会会員、障害と本の研究会代表
石倉欣二[イシクラキンジ]
1937年、香川県丸亀市出身。東京芸術大学卒業。作品に『たなばたむかし』(サンケイ児童出版文化賞、美術賞)『おばあちゃんがいるといいのにな』(日本絵本賞・けんぶち絵本の里大賞)『パヨカカムイ』(日本絵本賞)『空ゆく舟』(赤い鳥さし絵賞)など
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感想・レビュー
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