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内容説明
皇太子レースの雲行きが、さらに怪しくなってきた。コルテス家の次期皇太子候補を狙っている一味はひとつではないらしい。家の勝手で男として育てられ、未来の国王として尊大に振る舞うことしかできないフェルナンド。こんないびつな少女だが、なんとかして救い出したいと思うキャサリンは、混迷の度合いを深める事態を打破すべく、異種人類たちと最後の手段に打って出た!お嬢様の怒りがすべての闇を晴らす、大陰謀劇堂々の解決編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
56
面白かったです♪物語の展開も落としどころも凄かったけど、ヒロインのキャサリンが何よりも凄かったです!その正義感や並外れた行動力も凄いけど、中立な立場にいる権力者を「よりにもよって、わたしはあの方にバスケットに入ってくれとお願いしたわけですか・・・」ってな感じに、知らずして味方に引き入れていく彼女のその人タラシ能力の高さといったら!!(笑)キャサリン率いる『反則気味なチカラをもったこの世界の登場人物たち』がチカラを合わせれば、国の1つや2つや3つや(以下略w)が相手だとしても、なんだか負ける気がしません。2014/06/29
ひー坊
11
どうなることかと思ったけど、大団円。良かった。2019/12/06
紅蓮
11
ついにラスト、役立たずのヴィンスもやっと仲間のもとに戻ることができましたが、今回は妃八家のお屋敷がヴィンスの餌食となりました。(笑)コルテス家だけかと思ったんですが、さすがに用心棒たちは容赦が無いですね。お話には全然登場しなかったお宅まで被害に遭われちゃって・・・(笑)エリオット卿もさぞかし気をもまれているのでしょうが、今回はキャサリンのせいでは無いですからね。キャサリンも胸を張って私は知らないと言えました。(笑)ああ面白かった。後二冊か。面白いからあっという間に読み終わっちゃうのが少し不満ですね。2013/12/13
p.p.
10
「二人の皇子」完結編。実家であるコルテス家から暗殺されかけた元次期皇太子フェルナンドは助けたキャサリンに匿われる。そしてヴィンセントではないもう一人の影武者の少年をも城塞のような別荘から救出(誘拐)。キャサリンによってフェリーシアと新たに名づけられた少女は、キャサリンやケイティ、エルディアの女性たちと接する中で、歪められた価値観を修正していく。そして黒幕は意外な人物。最後は結局、妃八家を王宮から排除し丸く収まったものの、八家がそのままおとなしくするとも考えにくく、エルディア王家は今後も大変なのだろう。2012/05/05
chiwa
8
族長2人と仲良くなるなんてキャサリンってすごい。一気に3巻読み終わってスッキリしました。2010/02/27